スーパーの店頭に置かれているアルコール消毒液。そのわきに立つ男性の手にはライターが握られ、噴射した消毒液に火をつけている。炎の先には別の男性がしゃがみ「暖かー、暖かー、暖かいにょーん」と炎で暖をとるかのように手をかざす。イトーヨーカドー東久留米店で撮影され、SNSで拡散された迷惑動画だ。イトーヨーカドーは警察に相談。被害届の提出も視野に入れているという。
連日のようにメディアをにぎわせる迷惑動画投稿問題。こうした動画を止めるにはどうすればいいのか。今日7日(2023年2月)の「THE TIME,」は同世代の若者に、なぜ撮影するのか、止めるにはどうすればいいのかなど意見を聞いた。
同世代の街頭インタビューでは...
街頭インタビューでは「同じ世代として恥ずかしい、同じように見られるのが嫌」(21歳女性)、「その場のノリで抗えない人もいると思う。同情もあり馬鹿だなという気持ちもある」(22歳男性)などの声が。投稿の目的については、注目されたい、バズらせたいという動機の他、「やんちゃなことを友達に見せてアピールすることが多分一番の目的。思春期特有の」(10代男性)、「友達とかいると、盛り上げたい、気に入られたいという気持ちが。わからなくはない」(10代男性)という意見も。
「SNSにあげたら友達にしか見られないと思っていて、投稿してしまう」(22歳女性)、「ネットの使い方を間違えている人が注目されているだけ」(21歳女性)など、拡散するとは思わなかったのではないかという指摘も聞かれた。今回出回っている迷惑動画も、多くが一定時間で削除されるはずだったもの。友人向けの軽いノリの動画投稿が、友人から友人へと渡って拡散の一途をたどったという。
どうすれば迷惑動画がなくなるのか。街頭インタビューでは「ネガティブな影響を及ぼすような動画などは、事前にチェックする制度が必要」(10代男性)、「過去にやっちゃった人のどれだけ影響が出たかを周知してもらうのが大切」(10代女性)、「世間が過剰に反応しないというのも大事。反応することで繰り返す」(20代女性)などの意見が。
若い世代だけの問題だけではないという意見も。
「バイトテロみたいな動画も風化してきたりというのがある。親世代が風化させないように話していけばいいと思う」(22歳男性)。
司会の安住紳一郎「私たちも学生のころと考え方が違いますよね。社会人になってから、大人の仕事に対しての厳しい思いを目の当たりにして、びっくりすることがありますよね。学生のみなさん、社会人の仕事に対する気持ちをなめないほうがいいと思います。本気で怒るとかなり怒られます。怖いです。気をつけて下さい」
(みっちゃん)