「夕暮れに、手をつなぐ」 「どげんかせんといかん」予感

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   「夕暮れに、手をつなぐ」(TBS系)。広瀬すずと永瀬廉(King & Prince)という旬の俳優をキャスティングしておきながら、どうしてこんなドラマになってしまうのか不思議でならない。

   初回、広瀬演じる浅葱空豆(この名前もつらい...)が九州から来た「おてんば娘」であるというのを見せるためか、長距離バスで大口開けて爆睡し、こどもが口の中にゴムで出来た蜘蛛(!?)を入れられても気づかない。降りたとたんに公園の噴水の水で顔を洗うなどなど、どこの野生児かと。

  • ドラマの今後の展開は?(写真はイメージ)
    ドラマの今後の展開は?(写真はイメージ)
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掴みはOK?

   空豆が自分のことを「おい」というのも信じられない。おばあちゃん子だからというようなことを言っていたが、にわかに信じ難い。おばあちゃんが長崎出身、おじいちゃんが宮崎出身という設定らしいが、方言が強烈過ぎて、ドラマに集中できない。これは「どげんかせんといかん」案件ではないか、と。

   もっとも、そのおかげでネットでも大いに騒がれ、掴みはOKということかもしれないが、こちらにしてみれば、前クールの「silent」(フジテレビ)のような恋愛ドラマを期待していただけに、がっかり度は高い。

   おまけに、第3話(1月31日、2023年)あたりから、空豆を捨てた母(浅葱塔子)が世界的トップデザイナーだとかなんとか。で、予告編を見る限り、空豆にもその才能がある!? というような展開になりそうだ。なんだか、一昔前の少女漫画のようなストーリーで、先が思いやられる。

   評判が悪いせいか、脚本家の北川悦吏子が、自身のTwitterで、「そもそも、この体調で連ドラは無理、と一度お断りしたのですが、なんとか頑張りませんか?とチーフプロデューサーの植田さんに説得されて、というか励まされて、書き始めました」と体調不良だったと明かした。まだ3話で、自分は書き終えたかもしれないけど、俳優やスタッフはまだ撮影があるのに、こんなことを書かれてモチベーションが下がりやしないかと心配になる。

   というか、1月9日放送「さんま・玉緒のあんたの夢をかなえたろかSP」(TBS系)で、木村拓哉に「『ビューティフル・ライフ』の脚本家で、今回のためにオリジナル脚本を書いてくれた北川悦吏子さん」と紹介されたときはごきげんそうに見えたが、キムタクの頼みだから断れなかったのだろうか。TBS火曜ドラマ、このところ2連敗!?

(大熊猫)

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