米が中国気球を撃墜 日本なら?(めざまし8)

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   中国の「気球」を米国が大西洋上に出たところで、ミサイルで撃墜した。軍事関係者は「軍事など偵察用だ」とする。これまでにも日本上空で見かけたことがある「気球」を日本では落とすことができるのか?6日(2023年2月)の「めざまし8」が検証した。

   一昨年に中国広東省で開かれた「中国国際航空宇宙博覧会」で飛行していた「白いクジラ」と呼ばれる巨大な気球について、中国の現地メディアは「探索レーダーや動画での監視など、観測システムを搭載できる『最新鋭の気球』」報じた。

  • 日本上空なら?(写真はイメージ)
    日本上空なら?(写真はイメージ)
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谷原章介「3年前にも経験してるじゃないですか」

   4日、米国サウスカロライナ州沖合の上空を飛行中の気球を、「中国の偵察気球」として、米軍の戦闘機が撃墜した。バイデン大統領は、「空軍は見事に『スパイバルーン』を撃墜した。飛行士らを賞賛したい」。

   最初に気球が撮影されたのは今月1日、米国モンタナ州でのことだ。気球は、全米各地でも確認された。日本上空でも2020年6月、宮城県などで、今回撃墜された気球に似たものが目撃されている。中南米の上空でも確認されたという。

   ブリンケン国務長官は3日、この気球について「スパイバルーンだと確信している。アメリカの領空にあることは、アメリカの主権と国際法の明確な侵害であり、無責任な行為だ」。予定していた訪中を延期した。気球が飛んでいたモンタナ州には、ICBM発射が可能な基地があり、軍事ジャーナリストの井上和彦氏によると、「軍事作戦上で重要な情報を得るために飛ばした可能性がある」。

   一方、中国外務省は「民間の気象研究用の気球」だと主張。「偏西風の影響を受け、操縦能力が限界に達し、予定した航路から大きく外れてしまった」。対抗措置をとる、とした。中国外務省報道官は、「推測やいたずらに騒ぎ立てることは問題解決のためにならない」「中国は責任ある国家なので、他国の領土・領空を侵略するつもりはない」

   日本で発見された気球は、中国の大連で打ち上げられた、との見方があり、軍事ジャーナリストの井上氏は「発見された青森には、米軍の三沢基地があり、安全保障上の非常に重要なポイントでもある」。国際ジャーナリストの山田敏弘氏によると「落下した残骸で、地上に被害が出る可能性があり、すぐに撃墜ができない」。日本は、2020年には、「警戒監視」をするだけだった。

   MCの谷原章介「落下する可能性のあるものを、こちらが安全に落とすということはできませんかね」「3年前にも経験しているじゃないですか。得体のしれないものが領空侵犯をした場合に、どう対応していくかをきちんと決めておくべきではないですか」

(栄)

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