中国気球を米が撃墜 石原良純「なんでミサイルで?」

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   アメリカ上空を飛行していた中国の気球を米空軍の戦闘機が撃墜した。その瞬間の映像を6日(2023年2月)の「モーニングショー」が伝えた。

  • アメリカの上空で…(写真はイメージ)
    アメリカの上空で…(写真はイメージ)
  • アメリカの上空で…(写真はイメージ)

「弓矢か何かでやればいいのに...」

   4日午後2時39分・ノースカロライナ州の空に浮かぶ白い球体。観測機器かプロペラのような板状の数枚がついている。空の小さな一点に戦闘機F22らしい白い航跡が向かうと、地上の見物客から「ウアー」「ゴー」といった声があがった。気球は一瞬で「細かな破片をまきちらし、ヒラヒラヒラと落ちていきます」(中継のナレーション)、ミサイル1発で海岸から10キロの水深14メートルに沈んだ。

   中国は「民間用で、気象の科学的研究に用いられるもの。偏西風の影響を受け、予定コースから外れた。完全な不可抗力。想定外の状況だった」と主張するが、アメリカは軍事拠点の偵察のためと断定。バイデン大統領は「速やかに撃墜を指示した。誰1人傷つけることなく、領空内の海上に出たところでやり遂げた」と語った。

   中国外務省はこれを「過剰反応で、国際慣行に反する」と反発し、対抗措置も辞さない構えだ。中国の領空侵犯にアメリカが対抗して撃墜、それに中国が対抗措置だって?

   石原良純(タレント、俳優)「おもしろいですね。宇宙空間なら領空侵犯ではないが、(空は)どこまでがその国のものか。ただ、これはどう見ても怪しいよね。偏西風に流されたというが、プロペラがペコペコペコとついている。意図的に米国上空にとどまる性能もあった。弓矢か何かでやればいいのに、なんでミサイルで?」

   山口真由(ニューヨーク州弁護士)「政治的意味合いも強いのか。弱気と見られないためのパフォーマンス的な側面がある。台湾有事を身近にひかえる日本としては好ましい状況ではない」

   司会の羽鳥慎一「政治的やり合いというか、そういう側面も見られます」

   実は、日本でも3年前に宮城や福島県で上空を飛ぶバルーンの目撃情報があった。アメリカ政府高官は「中国はこのような気球を何年も世界中に飛ばしてきた」という。そうなら、怪しげなことを続けながらチャチな言い訳をするあたり「いかにも中国的」という批判や嘲笑が続きそうだ。

(あっちゃん)

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