安住紳一郎アナ 卒業式マスク巡る混乱に「リーダーの発言がぶれている」

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   卒業式シーズンが迫る中、議論されているのが卒業式でのマスク着用。今日6日(2023年2月)の「THE TIME,」は着用ルールをめぐる政府内と学校現場の混乱ぶりを報じた。

   永岡桂子文部科学大臣は2日、衆院予算委員会で「『マスクは外して行きます』とご家庭で決められた方はマスクを外しての参加となろうかと思っております」と家庭の判断に任せる答弁。しかしその直後、今度は松野博一官房長官が会見で「卒業式のマスク取り扱いについて決めたという事実はありません」とコメントした。

  • どうなる「卒業式のマスク」
    どうなる「卒業式のマスク」
  • どうなる「卒業式のマスク」

「10代の関心度が高いニュースになりました」

   これを受けて永岡文科相も急きょ会見を開いたが、記者からの「臨時に説明されるに至った経緯は?」という質問に「えっと、なんですかね」と言葉に詰まる。職員に耳打ちされて「修正すると...、修正じゃない。趣旨をしっかりお伝えしたいということ」とさらに混乱。

   政府は新たに、マスク着用を推奨しないという案も検討しているというが、政府内の混乱で困るのは学校現場。東京都の青陵中学校・高等学校の青田泰明校長は番組の取材に「この話は驚きました。個人判断となると同調圧力ですとか、周りの目も気にして難しい。もう少し詳しい指針がでるとやりやすい」と語る。この学校ではマスク着用で卒業式を行い、写真撮影のときに外すよう検討しているという。

   街頭インタビューでは「一生に一度だし、最後の晴れ姿はマスクなしのほうがいい」「まだコロナが怖い。みんなとの記念撮影はマスクなしで撮りたい」「卒業証書もらうときは話さないならマスクつけなくてもいいんじゃないか」など、学生たちの声もバラバラ。外す場合も「外すのは強制でないと外しにくい」「外すとき勇気いるんです。外すと視線いくじゃないですか」とマスク外しに抵抗を感じるという学生も。

   司会の安住紳一郎「10代の関心度が高いニュースになりました。やはりみんなが喜ぶ発表は自分の口からしたい。でも責任はなかなか取るのができないということでリーダーの発言がぶれているということです。現場は混乱しています」

(みっちゃん)

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