<1年前のワイドショー>北京冬季五輪、政治ボイコットと競技の盛り上がり

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   <1年前のワイドショー>北京で開かれた冬季五輪は昨(2022)年2月4日に開会式が開かれました。日本を含む西側諸国は、中国のウイグル自治区や台湾での人権弾圧を非難し、政府首脳が出席しない「外交ボイコット」をする波乱の幕開けとなりました。しかし、競技が始まると選手らの活躍もあり、ワイドショーは五輪一色に染まりました。

  • 冬季五輪が盛り上がりをみせた
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50年ぶり「快挙」も

   (J-CAST)ワイドショー通信簿の「聖火最終ランナーにウイグル選手 橋本五郎『(略)露骨な政治利用』」(2022年2月7日、日テレ系「スッキリ」)は、聖火ランナー最終走者にウイグル族女性のイラムジャン選手が、他の男性選手とともに起用されたと報じています。外交ボイコットへの対抗心からしたともみえる演出に、米NYタイムズ紙は「中国は挑発的な選択をした」と報じたとあり、読売新聞特別編集委員の橋本五郎氏は「これほど露骨なものは珍しい」と驚いていました。

   競技が始まると選手たちが活躍します。日本の金メダル第1号はジャンプ男子ノーマルヒルの小林陵侑選手(25=年齢はいずれも当時)でした。ジャンプ男子の金メダルは1998年長野五輪ラージヒルの船木和喜さん以来24年ぶり、ノーマルヒルでは72年札幌五輪の笠谷幸生さん以来50年ぶりとなる「快挙」でした。

   「小林陵侑が『金』 ポイントになった『ノリ作戦』とは」(同7日、フジテレビ系「めざまし8」)は、所属先監督・葛西紀明さんがメダル獲得の背景を紹介しています。小林選手は直前の公式練習をしませんでした。トライアルでいいジャンプがでるとプッシャーがかかるといい、本番2本に全集中する作戦のようでした。葛西さんの名前をもじって「ノリ作戦」といっていたようです。

   しかし、この北京五輪から始まったジャンプ混合団体では、高梨沙羅選手がジャンプスーツの規定違反で失格になる「まさか」の展開に。「高梨沙羅『スーツ失格』問題 葛西紀明『理不尽』(略)」(同8日、「めざまし8」)によると、1番手の高梨選手が103メートルの大ジャンプを飛んだあと、抜き打ちの検査があり、スーツの太もも回りが2センチ大きかったとあります。他国選手も含め5人が失格になったともあります。葛西氏は「風の次に理不尽なところではないかと思います」と言っていたそうです。

   「高梨沙羅『失格』後の踏ん張りに感動(略)」(同8日、テレビ朝日系「モーニングショー」)に、日本女子チーム・横川朝治ヘッドコーチの「スタッフのミス。標高の高さや寒さが厳しかった分、思ったより筋肉が張らなかったか」との談話があります。高梨選手は頭をかかえて座り込んだまま動けなかったとあり、当時の気持ちが痛いほど伝わってきます。

   悲喜こもごも、選手たちの戦いの軌跡は、今でも我々の胸に残っています。

(コムギ)

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