2月1日(2023年)放送の「相棒 season21」(テレビ朝日系)第15話で、シリーズ初期のストーリーを思わせるセリフが飛び出し、オールドファンらがツイッターなどで盛り上がった。(ネタバレあり)
「冷凍されてて、凶器になったりは、してないよね?」
ルポライターの鬼塚一誠(工藤俊作さん)の遺体が公園で発見されたことについて、亀山薫(寺脇康文さん)と妻の美和子(鈴木砂羽さん)がレストランで食事しながら話し合っていた。
薫がイカを食べていないのを見つけた美和子は、「何で君はイカだけ残してるのかな?」とたずねる。薫は笑いながら「食べるけどね、えっとこれは、冷凍されてて、凶器になったりは、してないよね?」と確認。美和子は「はぁ?」と呆れた様子だった。
「冷凍されたイカ」は、「相棒 season2」第3話「殺人晩餐会」(2003年10月放送)のキーアイテムだ。三ツ星レストランのシェフ、庚塚英明(大高洋夫さん)が、グルメガイドの覆面審査員、大曲幸吉(渡辺哲さん)をカチカチの冷凍イカで刺殺するという内容だった。凶器のイカはそのまま料理に使われ薫が食べたが、薫がイカの料理だけ美味しくないと言ったことがきっかけで、杉下右京(水谷豊さん)は犯人にたどり着いたのだった。殺人に使われたイカを食べてしまったことから、薫はレストランでイカを出されると慎重になってしまうというわけだ。
ツイッターなどでは
「今日の相棒、唐突に冷凍イカネタぶっ込んでこられて歓喜してしまった...」
「亀山くんがイカを食べるのに躊躇してて笑った。懐かしいあの事件を持ってくるとは」
「昔、そのイカが料理になって、亀山刑事は知らずに...『相棒』ファンの心をくすぐるなぁ」
と、旧作にも詳しい「相棒」ファンらが沸いていた。
(TT)