特殊詐欺・連続強盗事件の話題がきょう2日(2023年2月)もモーンニングショーをにぎわせた。お笑いコンビEXITの兼近大樹さん(31)が「事件の指示役かと疑われる渡辺優樹容疑者(38)と接点があったのではと一部で報じられたことについてYouTubeで語りました」と司会の羽鳥慎一が取り上げた。フィリピンの収容所にいる渡辺容疑者に数千万円単位の現金を運んでいた女(32)の存在も浮上した。
「こういう世界なんだ」
兼近さんはきのう夜の自身のチャンネルで個人名を挙げずに「過去に知り合いだったことは事実」としながら「窃盗の話には関与していません。マジで関係ない」と否定した。さらに「あの人が今まで何してきたかなんて、俺は俺の人生を一生懸命生きて来ただけ」「十何年か前に知り合いだったときに(彼を)止められたかもしれないが、自分のことしか考えなかったし、言える立場でもなかった」と話した。
一方、現金の運び屋だったらしい女は、29歳の時に渡辺容疑者と知り合い、日本からマニラに何度か現金を運び、「タナカ」の偽名でテレグラムを使い詐欺の受け子募集もしたとされる。詐欺グループの金庫番だった可能性が強い。
ジャーナリストの石原行雄さんは「紙幣番号から発覚するのを恐れて、犯罪の現金をどこかに山積みし、そこから情婦に運ばせた。フィリピンの税関は袖の下ですり抜けられると読んだのだろう」と指摘した。
女はキャッシュカードを盗んで現金を引き出した容疑で大阪府警に逮捕され、2020年に懲役4年6カ月の実刑判決を受けた。
徐東輝(弁護士)「この実刑は重い。闇バイトと聞き、若い人がアルバイト感覚でやるのかもしれないが、それ相応の短くない実刑だと認識しないといけない」
羽鳥「バイト感覚でやることではない。SNSを通じて気軽にくるかもしれないが、こういう世界なんだ」
(あっちゃん)