水戸市の京成百貨店が2年半にわたり新型コロナウイルス対策の雇用調整助成金を3億円以上不正受給していた。「従業員の勤務データを組織的に改ざんしていました」と、2日(2023年2月)のモーンニングショーで司会の羽鳥慎一が伝えた。
退職者からの情報で発覚
実際にはない特別休暇を記載し、休ませたことにしたらしい。退職者からの情報で去年11月、労働局が査察に入り、発覚した。取締役でもある総務部長の指示で人事担当5人が関与していたという。「コロナの状況、百貨店という業態が今のライフスタイルに合わなくなった中」(羽鳥)での出来事で、補助金がなければ赤字だったともいう。
石山アンジュ(社団法人代表)「業績のプレッシャーが大きかったのかと想像してしまいます」
徐東輝(弁護士)「現場の方には罪悪感はあったと思う。企業が内部通報制度を設けるようになってきたが、そのあたりをちゃんと使えていたのか。そういうところをどう検知していくかが重要です」
もちろん、どこの百貨店でもこういうわけではないが、2008年に全国に280店舗あったのが今は171店舗。東急渋谷本店が閉店し、おとといは帯広市の藤丸百貨店が閉店した。水戸市の京成百貨店は「事業を継続したい」としている。
(あっちゃん)