「きのう(2023年1月31日)の衆議院予算委員会。子育て政策の議論の中で、過去に民主党政権が子ども手当を創設した際に、自民党議員が放ったヤジについて、野党側から再び問題視されました」と、2月1日の「THE TIME,」で司会の安住紳一郎が伝えた。
丸川珠代参院議員の当時の映像も紹介
取り上げたのは立憲民主党の長妻昭政調会長で、「自民党のある参議院議員はこういうことをおっしゃっていたんですね。『愚か者めが』と」と非難し、岸田首相の見解を求めた。岸田首相は「反省すべきものは反省しなければならない」と答弁、実に不愉快そうだった。
ヤジを飛ばしたのは丸川珠代参院議員で、その時の映像が流れた。当時の民主党内閣は所得制限なしの子ども手当を創設する法案を提出、参院厚生労働委員会で賛成多数で可決されると、「バラマキだ」と批判していた丸川議員は、委員長席まで詰め寄り、目を吊り上げてこう叫んでいた。「愚か者めが。このくだらん選択をしたバカ者ども! 絶対に忘れん」。ヤジというより罵詈雑言である。
結局、自民党政権になって所得制限は復活したのだが、茂木敏充幹事長は先日の代表質問で、一転して「所得制限撤廃」を提案し、かつての反対方針を反省するとも語っている。丸川議員は茂木幹事長も「愚か者」「バカ者ども」というのだろうか。
きのう国会内でコメントを求められた丸川議員は、「反省すべきはしっかり反省したいと思います。反省しております」とだけ話すと、逃げるように去っていった。そういえば、「反省だけなら××でも......」というCMがあったけ。
(カズキ)