「神の使い」奈良のシカは科学的にも「特別」 加藤浩次「崇高に見えてきた」

   「『驚くシカない発見』...。奈良のシカが特別な存在だということが分かりました」と、きょう1日(2023年2月)の「スッキリ」の冒頭コーナーで、森圭介アナがダジャレ交じりのタイトルを読みながら切りだした。

  • 科学的にも注目を集めた
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「独自の遺伝子型」見つかる

   国の天然記念物に指定されている奈良公園のシカは、古くから「神の使い」と言われ保護されてきた。このシカが科学的にも特別だということが分かったというのだ。

   森アナが続ける。福島大学などの研究グループによると、奈良公園のシカの集団から、ほかの地域のシカでは見られない独自の遺伝子型が見つかり、千年以上もほかのシカの集団と交わりがなかったことが明らかになったという。

   研究した福島大学共生システム理工学研究科の高木俊人さんは「稀有な存在。まさに生きる文化財のようなものだと言えます」と話す。森アナは「古(いにしえ)のニホンジカの遺伝子系統を守ってきた可能性があるというのです」。

   司会の加藤浩次「そう言われると崇高に見えてくるね。顔つきも達観しているように見えてくる。恐ろしいもんだよね」。

   宮崎哲弥(評論家)は「交流がないと純粋種が保たれるんですね。進化したわけでなく、古い型が残っていたということでしょうけど。雑に考えると、シカせんべいが大好きな遺伝子が残っていたのかな?」とスタジオを笑わせた。

   奈良公園のシカたちは紀伊半島のシカの集団から分かれたのが1000年から2000年ほど前で、そこから独自に暮らし交流がなかったそうだ。

   加藤も「今わかることって、あるんだね」と驚いていた。

(コムギ)

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