岸田首相「育休中の学び直し」の評判は? 8カ月の子の母親「自分の時間ないですね」 (めざまし8)

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   岸田文雄首相が27日(2023年1月)の衆院本会議で「産休・育休中に(学位を取得するなどの)リスキリング(学びなおし)をする人たちを後押しする」と発言したことに、「そんな時間があるわけないでしょ」と母親たちの反発を呼んでいる。31日の「めざまし8」のコメンテーター立岩陽一郎氏は「自分では子育てやってないんでしょ。知っています、なんていうから女性は怒ります」と切り捨てた。

   27日の衆院本会議で岸田首相は、「政府としては人への投資の支援パッケージを5年で1兆円に拡大し、リスキリングへの支援を抜本的に強化していく中で、育児中など様々な状況にあっても、主体的に学びなおしに取り組む方々を、しっかりと後押しして参ります」。

  • 「育休中の学び直し」めぐり論議が
    「育休中の学び直し」めぐり論議が
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谷原章介「本来、産休育休というのは...」

   これに対し、昨日30日の衆院予算委員会では、鈴木貴子議員が「正直、私の周りでも、育休、産休中にリスキリング。それ本気で言ってるの?という反応が相次いでいるところであります」。岸田首相はこれについて、「私自身も3人の子どもの親です。子育てが経済的、時間的、精神的にたいへんだということは、目の当たりにしましたし、経験もいたしました」「本会議の発言で申し上げたのは、本人が希望した場合には、それをしっかりと後押しできる。そうした環境整備を強化していくことが大事である」。

   番組は、3歳の長男と6カ月の次男がいる母親に密着した。午後4時に次男が泣き出した。「お母ちゃんさ、ごはん作るからキリンさんと遊んでて」。午後7時半になっても泣き止まない。「寝んねしたいか」。2年前に、育休中に動画を見ながら資格を取った母親は、「パソコンの前で、あぐらをかいて授乳しながら。(子供に)音声を聞かせるとかわいそうだから、イヤホンつけて」。「結局振り返った時に、一人目の時に感じていた幸せな部分を、ちょっと置いてきてしまったなというのがすごくあって」

   育休中の母親(31)に、一日のスケジュールを書いてもらうと、「自分の時間ないですね」。離乳食づくりや寝かしつけなど、8カ月の子どもの世話にかかりきり。朝5時から同10時までの「空白時間」は、こどもが夜中に起きるので、寝たり起きたりの時間だ。「薬剤師の仕事を忘れないように、本を買ってあるんですが、読めずに積んであります」。

   MCの谷原章介「本来、産休育休というのは、産んだ体を休める、もしくは家事子育てに集中するという時間。もしかしたら学び直しの時間であるか、個人の選択によると思う」

   コメンテーターの立岩陽一郎(元NHK記者)「私は子育てしてないですよ。たぶん、岸田さんもしてないでしょ。子育てしたかのように、知っています、なんて言うと、そりゃ女性は怒りますよ」。

(栄)

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