「不愉快きわまりないんですけど、こういった迷惑動画を減らすことは可能なんでしょうか」と切り出す司会の安住紳一郎。視聴者が選ぶニュース関心度ランキングで、今日31日(2023年1月)一番の注目を集めたニュースは回転寿し店での迷惑動画だった。
また回転寿し巡り...
「THE TIME,」が紹介したのは大手回転寿しチェーン「スシロー」で撮影された動画。醤油を手にした若い男性だが、あたりをキョロキョロと見回したかと思うと、次の瞬間に醤油の注ぎ口を舌でペロリとひと舐め。「え?キモ」という撮影者に男性は「イェイ」と悪びれない。指をくわえながら貧乏ゆすりをする男性はふたたびあたりをキョロキョロ。動画を撮っていることを確認すると、未使用の湯のみに手を伸ばし、湯のみのフチを一周するように舐めると、そのまま棚に戻した。さらに、レーンを回っているイカの握りに指で唾液を塗りつけるなど迷惑行為はさらにエスカレートする。
一連の迷惑行為。SNSで拡散された動画には強い怒りの声が上がっている。街頭インタビューでも「ありえないですよね。普通に考えて」「通いたいんですけど不安になっちゃいますね」などの声が。スシロー運営元は、対象店舗で消毒などを実施するとともに、警察と相談し刑事・民事両面から厳正に対処するとしている。
迷惑行為はスシローだけではない。はま寿司でも他の客が注文した寿司にワサビを載せたり、レーンを流れる寿司を一貫だけ食べたりといった動画が拡散され、警察に被害届を提出している。くら寿司では一度取った寿司を口につけてレーンに戻す悪質行為まで。
番組には「日本も性善説ありきの商売は成り立たなくなってきた」(60代以上女性)、「各テーブルに防犯カメラなどの対処も必要になってきた」(40代女性)、「行動の結果を考えられない想像力の乏しさが恐ろしい」(40代男性)などの声が寄せられている。
安住紳一郎「回転寿司屋に行くときにこの動画を思い出すと、なんとなく不愉快な気持ちになりますよね。動画の閲覧数を上げたいということで過激な動画を撮る投稿者が増えている現状は、ここ3年くらい続いています。私たちテレビ局も視聴率欲しさに過激なことをやって怒られたという過去が、そして今もありますけれど、私たちは怒られる管理監督者というのがいるわけです。こういった動画投稿サイトの皆さん方も厳しい意見をいう人がいないのであれば、そろそろ監督し、厳しい処置をする人がいる組織が立ち上がってもいいのかもしれません」
(みっちゃん)