回転すし「道具なめ動画」への損害賠償請求 羽鳥慎一「(大きな金額を)請求するべきですね」

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   回転すしでワサビ乗せなどの悪質行為が多発しており、今度は「スシロー」で男性が湯飲みなどをなめ回す動画がSNS拡散している。きょう31日(2023年1月)の「モーニングショー」はトップニュースで取り上げ、司会の羽鳥慎一は「これは、いたずらではありません。犯罪です」とキッパリ。

   拡散しているスシローでの動画では、若い男がテーブルの醤油ボトルの注ぎ口を直接なめ、テーブルに戻した。続いて、座席の棚にある未使用の湯飲みをとり、飲み口をなめ回して戻していた。今度は自分の指を何度もなめ、唾液が付いた指を回転レーン上の寿司にこすり付けていた。

  • 「回転すしは一つの日本の食文化」の指摘も(写真はイメージ)
    「回転すしは一つの日本の食文化」の指摘も(写真はイメージ)
  • 「回転すしは一つの日本の食文化」の指摘も(写真はイメージ)

菊間千乃「家族で楽しくいけなくなる」

   スシローを運営する「あきんどスシロー」は、きのう30日、警察に相談する方針を明らかにしたという。

   回転すしの迷惑行為は、「はま寿司」で他の客が注文した寿司に大量のワサビを乗せる動画が拡散して問題になったばかり。この動画をきっかけに、「くら寿司」でも4年前の迷惑動画もアップされて炎上。それには、若者グループが食べかけた寿司を再びレーンに戻し、フタをして他の寿司と分からないようにしていた。

   森山みなみアナが示した各社の対応は、「刑事・民事両面から厳正に対処」(スシロー)、「加害者からの謝罪を拒否し被害届を提出」(はま寿司)、「厳正に対処、AIカメラを活用し不正を察知するシステムを構築する」(くら寿司)と、いずれも厳しい。大澤孝征弁護士によると、これらの行為は「偽計業務妨害罪にあたり、3年以下の懲役または50万円以下の罰金が科せられる可能性がある」という。

   菊間千乃(弁護士)「回転すしは一つの日本の食文化。家族で楽しくいけなくなる。(行為者は)それが乱されていくことが分からないのか、憤りを感じる」

   入山章栄(早稲田大学ビジネススクール教授)「50万円の罰金は安いなという感覚。経営側からみたら、拡散されて何億円というダメージを受けている可能性がある。人手が足りず自動化すると、明らかに人の目が届かなくなる。これから外食産業全体でも起きる問題だと思う」

   菊間「(50万円以下の罰金について)民事になったら、お客様がこれだけ減ったという因果関係が立証できれば、損害賠償としてはもっと大きな金額で請求できる」

   羽鳥「いやもう、請求するべきですね」

(コムギ)

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