「あまりの人の多さに呼吸困難になる人もいたそうです」と、きょう30日(2023年1月)の「モーニングショー」で板倉朋希アナウンサーが切り出したのは、4年ぶりに行動制限のない旧正月・春節で中国各地の観光地がごった返したという話題だ。中国のSNSに投稿された各地の映像を伝えた。
観光地各地でごった返し、森林公園で呼吸困難者も
中国文化旅行省によると、今月21日から27日の春節期間中、中国国内ではのべ3億800万人が旅行した。中国に詳しいジャーナリストの中島恵氏によると、多くの観光地で入場無料や割引サービスを実施したことが拍車をかけたのだという。
陝西省・泰始皇帝陵博物院では、等身大の兵士や馬をかたどった兵馬俑を見ようという人々が殺到し、通路の壁側に押しやられた人たちは展示物が全く見られない状態。河南省・清明上河園には春節期間中に約40万人が訪れたといい、橋の上が観光客で埋まって身動きがとれないほどだった。呼吸困難になる観光客が出たのは、湖南省・張家界国家森林公園。1日で6万人が訪れたという。
世界遺産の安徽省・黄山では、気温がマイナス15度で降りしきる雪の中、山道の行列が全く動かない。雪の影響で足場が悪く、下山するのに7時間かかった人もいたという。SNSでは「5分に1歩しか進まない絶望を経験した」という投稿もあった。
石原良純(タレント)「森林公園に行って息苦しいって、わけわかりませんね」
番組では、この春節期間中に中国の子どもたちの「ブーム」となり、多数投稿されたという映像も紹介。ひざまずいてタライに頭を打ち付ける子どもに対し、大人たちがお年玉や現金をあげているというなんとも不思議な映像だ。「タライに頭を打ち付け、お年玉を2倍もらった」という子どもがニュースで取り上げられたことを機に、マネする子どもたちが続出したのだという。
なかには、何度も頭を打ち付ける子どもに対し、目の前に座った大人が打ち付けた回数だけ紙幣をばらまく映像も。これにはMCの羽鳥慎一も「これは、教育上あまりよろしくありませんね。物理的にもよくないですね」。
板倉アナ「びっくりの映像でした」
(キャンディ)