長野・小谷村の白馬乗鞍岳できのう29日(2023年1月)、雪崩が発生し、スキー場のコース外を滑るバックカントリーをしていた外国人スキー客5人が巻き込まれた。うち2人はまだ救助されておらず、意識不明の状態だという。きょう30日の「モーニングショー」が冒頭のニュースとして伝えた。
事故当時、長野県北部に「雪崩注意報」
雪崩が発生したのは白馬乗鞍岳天狗原の東側斜面の標高約2100メートル地点で、きのう午後2時半ごろ「雪崩が発生した。巻き込まれた人がいるかもしれない」と通報があった。巻き込まれたのは複数の国からツアーに参加し、スキー場の外の山林でバックカントリーをしていたオーストリア人2人、ドイツ人1人、アメリカ人2人。うち3人は自力で下山したが、オーストリア人1人とアメリカ人1人は取り残されており、意識不明の状態だという。事故当時、長野県北部にはなだれ注意報が出ていた。
「さきほど県警の捜索隊が山に上がっていきましたが、山の上は視界が悪く、雪はさらに強くなる予報です。新たな積雪もあり、どこに2人がいるか探すのに時間がかかりそうだということでした」と長野朝日放送の吉田一平アナウンサーが、雪の降りしきるスキー場から生中継で伝えた。
石原良純(タレント)「スキー場内は管理されているのでなだれ注意報が出ていてもスキーを楽しめるが、スキー場外はそうではない。バックカントリーはゲレンデではないところを自由に滑るのが楽しみではありますが、こういう事故が起きれば、みんなが捜索に駆り出される。迷惑がかかる。自然を相手にするときは考えないといけません」
山口真由(信州大学特任教授)「白馬はバックカントリーが盛んなところでツアーもいくつも組まれている。非常にリスクの高いスポーツとして成り立っているとは思いますが、装備やガイドをつけるなどのルールが守られていたのかどうか、というところが問題になりますね」
MCの羽鳥慎一「捜索隊が現場に到着するのに2時間ぐらいかかるそうです。10時ぐらいから残された2人の捜索活動が始まります」
(キャンディ)