除雪で欠航なし、安住アナも胸熱な青森空港除雪隊「ホワイトインパルス」のスゴ技

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   「こちらは青森空港の現在の様子です。日本でも有数の豪雪地帯なんですが、実はこの青森空港、除雪による離発着の遅れがほとんどない空港として知られています」と切り出す司会の安住紳一郎アナウンサー。全国的に厳しい冷え込みとなっている今日30日(2023年1月)の「THE TIME,」は、豪雪の青森空港の最強除雪隊のスゴ技を伝えた。

  • 青森空港ビル公式サイトより
    青森空港ビル公式サイトより
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本業は板金、建設会社、農業などさまざま

   「約55万平米・東京ドーム12個分の広さを約40分で除雪します。除雪が原因での飛行機の欠航は40年1度もないですね」(除雪企業体副署長 蝦名慎弥さん(26))

   除雪隊はその名も「ホワイトインパルス」。空港内を一糸乱れぬフォーメーションで雪をかき分ける姿から、航空自衛隊の「ブルーインパルス」になぞらえて名付けられた。

   先週金曜朝、降り続く雪に覆われて真っ白になっている滑走路に出動したホワイトインパルス。隊列の先頭を走るのは「スノープラウ」。大量の雪を猛スピードで押し出していくが、空港内の埋め込み灯火を壊さないようプラウを若干浮かせて作業するのがポイントだという。浮かせた部分の雪は、後に続く「スノースイーパー」が取り除いていく。先端のブラシで細かい雪をかき出し、吹き飛ばしていく。さらにこの2台が合体した「プラウ付きスイーパー」がすっきり除雪。そして仕上げに薬剤散布車が翼を広げ、凍結防止剤をまき、ロータリー車が路肩の雪を遠くに飛ばして任務完了。

   駐機場周りでは、小回りの効くホイールドーザーが活躍するが、車体が小さいため一度に除雪できる量が少ないのが弱点。そこでホワイトインパルスはそれぞれのホイールドーザーがぶつからないよう絶妙なハンドリングで併走、絶妙な合体テクニックで一気に除雪する。

   このホワイトインパルスだが、除雪が必要となる冬限定のスペシャルチーム。メンバーの本業は板金屋、建設会社、りんご・トマト農場などさまざま。チーム班長の山崎治さん(57)も本業は農業。

   「田んぼ作ってます。当然冬場は農作業がないので冬場空いてる時間に稼げる」(山崎さん) 宇賀神メグアナウンサー「いろんなところから結集したチームだったんですね」

   安住紳一郎「青森空港、今日の一番機は7時30分過ぎくらいということで、もし機会がありましたら、私の独断で離陸シーンをお天気カメラに切り替えて、何かのコーナーを飛ばして。今決めました。私の声を聞いているスタッフは理解してほしいと思います。飛ぶとこ見たいよね」

   それから1時間15分後の7時45分。週末スポーツまとめコーナーが終わったところで、画面は青森空港からの中継に切り替わったが、そこには離陸間近の飛行機が。

   安住紳一郎「今、青森空港から一番機、JAL140便が離陸いたします。タイミングどんピシャでしたね。すばらしい。途中から番組ご覧の方は『何か?』と思われているでしょうが、私たちは胸熱ですね。除雪完了しました。お疲れさまでした」

(みっちゃん)

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