連続強盗 フィリピンの収容施設から指示? 現地知る作家が語った実態 (めざまし8)

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   全国で14件が発覚し、三十数人が逮捕されている連続強盗・窃盗事件の指示役ルフィを乗る男は、フィリピン・マニラの、それも不法滞在者を収容する施設の中にいるらしい。けさ27日(2023年1月)の「めざまし8」は、そのビクタン収容所に詳しい韓国人作家キム・ユンニョンさんに取材し詳しく伝えた。

   キム氏も約4年半前に、不法滞在で4カ月ほどビクタン収容所に拘束されていた。外出はできないが、刑務所ではないので、外部とのカネのやり取りや物品売買は自由で、カネさえ払えばエアコンもトイレもある個室にも入れるという。キム氏が収容されていたときは、日本人が15人ほどいて、みな個室だったという。

  • 強盗事件の捜査が続いている(写真はイメージ)
    強盗事件の捜査が続いている(写真はイメージ)
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指示役の上に「元締め」が?

   キムさん「みんなケータイを持っていました。2、3個は持ち込んでいました」「日本人の中で携帯電話を使って特殊詐欺などをしているグループがいました」「(連続強盗・窃盗の)指示はいくらでも可能です」

   フジテレビの平松秀敏解説委員は「特殊詐欺は東南アジアに拠点を持つグループが本当に多いんです」と説明した。特殊詐欺グループがもっと手っ取り早くカネを取ろうと、強盗・窃盗にエスカレートしている可能性は高い。

   では、ルフィは日本に送還されるのか。キムさんは「ビクタン収容所には、送還されないようにしている日本人もいました。うその犯罪をでっちあげたりします。うその犯罪が解明するまでフィリピンから出られませんから」という。

   日本とフィリピンは犯罪人引渡条約を結んでいないが、政府間交渉で送還は可能とみられる。ただ、ルフィを逮捕しても、このグループの犯行は終わりそうもない。

   西岡孝洋アナ「裏社会に詳しいジャーナリストの石原行雄さんによりますと、指示役の上に元締めがいる可能性もあるということで、ルフィを送還・逮捕しても、組織は存続するかもしれないということです」

   警察庁は各都道府県警の刑事部長、組織犯罪対策部長を招集して徹底捜査を指示、何としても元締めをふん捕まえてほしい。

(カズキ)

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