「3月(2023年)に開催される野球の世界大会、WBCに出場する侍ジャパンのメンバー30人が、1月26日に発表されました。栗山英樹監督は会見の後で、侍ジャパン公認サポートキャプテンを務める中居正広さんと会談を行いました」と「モーニングショー」司会の羽鳥慎一が27日、切り出した。
中居が栗山監督に「今日の発表はどうでしたか?」と問うと、栗山監督は「僕が決めていいのかな、みたいな気持ちが出てくる。悩みました」と選考に悩んだことを打ち明け、「日本が世界一になるにはピッチャーを含めた守りが大切」という視点で選んだと話した。
「肝になるのは2戦目の...」
注目される大谷翔平の二刀流については「二刀流での起用を探っていきたいが、まだ大谷が所属するエンゼルスとの話し合いの最中で決まっていない」と言う。同じくメジャーから参加するダルビッシュ有投手については「抑えでも先発でも何でもやると言ってくれている。頼りにしている」と話した。
一方の打撃陣。中居がスタメンを教えてくれとリクエストするも、栗山監督は「調子がいい選手が出場するようにしたほうがいい。こっちがあまり決めないほうがいいと思っている」と言う。ただ一人日系人として選出したカージナルスのラーズ・ヌートバー選手については「強いチームのトップバッターとしてチームを引っ張った。ホームランもある」と期待の大きさを熱弁した。
WBCではピッチャーの投球数が制限されており、1次ラウンドでは65球、準々決勝で80球、準決勝と決勝で95球を超えて投げることはできないため、先発投手の後に投げる『第2先発』の役割が重要になるとみられている。
スポーツキャスターの長嶋一茂は「ピッチャー中心の守りの野球は短期決戦では常識。大谷とダルビッシュが出場するのは大きい。ただ気になるのは大谷がピッチャーとして使えるのかどうか。投げられないとなると厳しい。肝になるのは2戦目の韓国戦ではないか。ここで誰が投げるか。僕は韓国戦でダルビッシュと大谷が見たい。3イニングずつ、50球ぐらい投げて、あとはクローザーにつなぐような戦いを見たい。それなら準決勝でまた投げられる」とコメント。
羽鳥にバッターについての意見を求められて、長嶋一茂は「ヌートバーは知らなかったが、機動力もあり肩もいい。でも何より彼の持っているデータでしょう。野球は情報戦ですから、ヌートバーの生の声は大切になる」と話した。
これを聞いたバイオリニストの廣津留すみれが長嶋に「詳しいですね、野球」とあえてボケると、一茂は「詳しい......まあね。普通のこと言ってるだけだけどね」という場面も。
そんな廣津留は二拠点生活をしている大分から宮崎に行った際、タクシー運転手に「侍ジャパンが宮崎でキャンプすることを楽しみにしていると話していた」と報告。
羽鳥は「WBCは3月開幕です」と締めたが、その後慌てたように「えっと......どうすればいいのかな?」と番組スタッフに助けを求めた。CMに行く予定時間より早く終わってしまったようだ。長嶋一茂が「もう少し野球の話してもいいよ」と声をかけたが、「CM行っちゃっていい? CM行きます」と苦笑いしながら伝えていた。
(バルバス)