トド、クジラ、イルカ...東京湾に何が? 温暖化との関係(めざまし8)

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   「東京湾で何が起きているのか」とけさ25日(2023年1月)の「めざまし8」NewsTagコーナーで、堀池亮介アナが伝えたのはイルカの大群の出没だった。先週末、神奈川・横須賀沖で100頭近くのイルカが水面を飛び跳ねているのが目撃されたという。東京湾では今月、トドやクジラも目撃されている。

  • 海に何が起きている?
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黒潮の大蛇行も

   日本鯨類研究所主任研究員の後藤睦夫さんによると、やはり温暖化が原因だった。「温暖化によって餌の種類の分布域が変わってきますから、それを餌にするイルカの分布域も変化するっていうのも考えられます」と見ている。

   異変はイルカやクジラ、トドだけではなかった。鮮魚店の店主は「水温自体が昔に比べると確実に上がっているみたい。昔に比べると、細かい魚が少なくなったね。小さい魚がね」と話し、すし店店主は「サザエが少なくなっているし、シッタカっていう貝はカジメっていう海藻がなくなったもんで絶滅している」という。江戸前すしの定番、アナゴも減ってきていると心配している。

   NPO法人「海辺つくり研究会」理事長の古川恵太さんは「1度近くの水温上昇があるはずです。水温が1度変わるというのは、気温にしたら5度変わるくらいの生物学的な変化を起こすといわれています」と解説する。

   堀池「暖かい黒潮が記録的な大蛇行して、関東の沿岸部に接近してるんです。その影響で東京湾の海水温が上昇し、海の生物にも影響が出始めているというんです」

   イルカやクジラも心配だが、サザエやアナゴが食べられなくなるのか、そっちも気になる。

(カズキ)

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