25日(2023年1月)の「モーニングショー」は、関東を中心に相次いでいる強盗・窃盗事件の新情報を伝えた。
司会の羽鳥慎一「東京の狛江市で起きた強盗殺人事件との関連が疑われる中野の強盗傷害事件で、警視庁がきのう(24日)新たに実行犯の男2人を逮捕しました。また、犯行グループの指示役と見られる人物が『ルフィ』と名乗っていることが分かりました。犯行グループは、手に入れた名簿でターゲットの情報を入手したり、屋根の修理を装って下見をしていた可能性があります」
対策は?
中野の強盗致傷事件では、逮捕・起訴された4人を含む7人組の強盗グループが49歳の被害者宅に侵入して被害者に暴行を加えた上、現金3000万円を奪った。室内に入り込む手口は、強盗グループのうち2人が宅配業者を装って被害者にドアを開けさせたということだ。荷物に見せかけた箱の中には犯行に使う粘着テープや手袋などが入っていたという。
元警視庁刑事の吉川祐二氏「宅配業者を装う事件というのは、昔からある。いずれにしても、指示役からはどんな形でもいいから家の中に入り込み、金品を取ってこいと指示がされる」
ジャーナリストの石原行雄氏「(段ボールの)中に拘束具や凶器を隠すというのも、非常によくある手口ですので、ネット上か何かでそういう情報を探して安易に模倣したという可能性が高い」
また、狛江市の強盗殺人事件では、侵入経路だった玄関先を映す防犯カメラの映像を見るモニターが破壊されていたという。今回のような強盗の場合、防犯対策はかなり難しいように感じるが、どうしたらよいのか。
吉川氏「ドアチェーンはチェーンカッターで数秒で切られてしまうので、インターホンで対応をして絶対にドアは開けないというのが大事。催涙スプレーや防犯ブザーを準備しておくのも手です。犯罪グループは光と音に非常に弱いと言われていますから。玄関の内側に金属バットや木刀を置いておくという方法もあると聞きますが、入ってきた賊にそれを使われてしまうことがあるのでお勧めできない」
羽鳥「日常生活にそんなものが...と思いますが、実際こうなってくると必要になってくるのですね」
石原氏「ふいの訪問者、あるいは頼んでいない宅配物が来た時には、居留守を使うのも1つの手だと思います」
(ピノコ)