25日(2023年1月)の「モーニングショー」で司会の羽鳥慎一が「大きな問題になっております」と切り出したのは、回転寿司での悪質動画について。
羽鳥「回転寿司店でほかのお客さんが注文したお寿司に大量のわさびを乗せたり、勝手に食べるという動画が相次いでSNSに投稿されています。被害にあったのは『はま寿司』です。警察に被害届を提出するなど、厳正な姿勢で対処していくとしています」
他の人にわさびをのせたり...
店内で撮影された動画には、わさびを盛ったスプーンを片手に持った人物が、レーンに流れてきた寿司に素早くスプーンを近づけ、わさびをのせる様子が映っている。動画の中央の文字には「他人握りわさび乗せ」とある。
別の動画には、レーンに流れてきた寿司を直接箸で取り上げ、口の中へ入れる若い男性の姿が。皿には「注文品」の文字があり、ほかの客が注文した寿司であることが分かる。この動画は「おいしそうだったので食べちゃいました。#人の注文#はま寿司」というコメントと一緒に投稿されたそうだ。
動画撮影者は、どのような罪に問われるのか。大澤孝征弁護士によると、他人の注文品を横取りした行為は「窃盗罪」の可能性があり、10年以下の懲役または50万円以下の罰金。また、わさび乗せについては本来の品質を損なう行為で、見えない形で業務を妨害したと言えるので「偽計業務妨害罪」の可能性があるといい、その場合は3年以下の懲役または50万円以下の罰金となるそうだ。
大澤弁護士は「SNSがこれだけ影響力を持つと、企業も無視できず、厳しい目を向けている。今回のように拡散して風評被害をもたらせば、罪が重くなる可能性もある」と話している。
羽鳥「これはいたずらではなく犯罪です。やはり厳正に対処するべきだと思います」
浜田敬子(ジャーナリスト)「こういう犯罪ってSNSがない時代にはなかったと思います。自分が食べたいから(他人の)寿司を食べているわけではなく、ウケを狙ってやっている。承認欲求というか。それが店にとっては深刻な被害になるし、お客さんにとってはすごく不安ですよね。例えば、わさびじゃなくてほかの物も乗っけられるかもと思うと、客足も遠のき、店にとっては甚大な被害になる」
羽鳥「やっている本人は問題外ですけど、これを見て面白いねって言って拡散する人も同じくらい悪いですね」
(ピノコ)