24日(2023年1月)の「モーニングショー」は、東京・狛江市で起きた強盗殺人事件の新情報を伝えた。
森山みなみアナは「複数の捜査関係者などによりますと、警察当局がなんらかの関連が見ている事件は関東だけでなく、広島や山口で起きた事件も含んで少なくても25件に上ることが分かりました」。
羽鳥慎一「知らない人の指示を受けて...」
続けて、狛江市で起きた事件について「先週木曜日(19日)、午前11時前、現場からおよそ150メートルの防犯カメラに銀と白のレンタカー2台が映っていました。銀のレンタカーは中野区の強盗傷害事件に関連して押収された車と同一だったことが分かり、警察は犯行グループが車を乗り継いでいた可能性があると見ています」と伝えた。
元埼玉県警捜査1課刑事の佐々木成三氏は狛江市の事件について「レンタカーでバレないと思っている。雑で知識が浅い犯行。2台になったのは、それぞれ実行犯の集まってきた地点が違う可能性がある」と指摘。
司会の羽鳥慎一「関連のある可能性がある事件がかなり増えてきましたね」 佐々木氏「指示役はプロだと思っていたのですが、本来であれば指示役も関連する事件がバレないように証拠隠滅など工作するべきなんですよね。これが徹底されていないということは、指示役も実はあまり慣れていないのではないか。素人っぽさを最近感じています」
番組は、2022年11月に山口県岩国市で起きた事件を例に、実行犯がどのように動いているのかを説明。実行犯は「高額収入」の求人に応募し、名前も知らない人物から指示された場所に行き、ほかの共犯者4人と出会った。そこで初めて犯行の概要を聞かされたということだ。このケースでは実行犯5人は全員逮捕されている。
羽鳥「知らない人の指示を受けて集まった知らない人同士がやっているということですね」
佐々木氏「そうです。なので、横の関係性も希薄ですし、縦の関係も希薄なんです」
今のところ逮捕されているのは実行犯だけだが、指示役までつながる可能性はあるのだろうか。佐々木氏は希望を持っているようだ。
佐々木氏「今回、実行犯に対して証拠隠滅を徹底していない。指示役も脇が甘い。秘匿性の高いアプリを使ってやりとりしているのでネットの中での証拠にたどり着くのは難しいかもしれないが、実行犯が捕まえれば捕まえるほど、現実社会からつながる証拠が見つかる可能性は高くなる」
(ピノコ)