TKOの2人は「私生活ではTKOされた」 加藤浩次「(けど)芸人としては、まだ立っている」とエール

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   後輩芸人らを巻き込んだ高額投資トラブル騒動が発覚し、芸能活動を休止していたお笑いコンビ「TKO」の木本武宏(51)がきのう23日(2023年1月)、記者会見を開き、一連の経緯を語った。会見の最後には、後輩芸人へのパワハラ問題で2020年に事務所を退所した相方の木下隆行(51)も登場し、3年ぶりのツーショットを披露した。24日の「スッキリ」が取り上げた。

   木本は3年前、「50代が近づいてきて、収入の柱をもう一つ作らないと怖いと思った」といい、ネットで調べた程度の知識でトレードを始めた。ちょうどそのころ、知人から自称FX(外国為替証拠金取引)トレーダーのA氏を紹介された木本は、知人10人から金を集め、計1億7000万円をA氏に預けた。しかし、数カ月後、A氏と突然連絡がとれなくなった。

  • 日本テレビの「スッキリ」番組ツイッターより
    日本テレビの「スッキリ」番組ツイッターより
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木本武宏が会見し現状説明

   不安を募らせていると、今度は10年来の友人である後輩のB氏から「僕に任せてくれたらFXの損失(の解決)に協力できる」と不動産投資の話を持ちかけられた。木本は再び知人3人と自身の計5億円余を投資したのだが、しばらくしてB氏も連絡がとれなくなった。「本当にいま考えたらバカな話だが、(FX投資の損失の返金のため)わらにもすがる気持ちだった」と振り返った。

   昨2022年秋ごろから代理人弁護士を通じてA氏から返済が始まり、合計約6億7000万円の投資額のうち、これまでにA氏から約6000万円、B氏から約1億6000万円が返金されたという。木本は身の回りのものを金に換えて知人への返金にあてるなどしており、残りの返済額は約1億5000万円だという。

   木本は「うまい話はないとさんざん聞いていたのに、自分には特別にそういう話がやってきたと思ってしまったことが一番の反省。おいしい話はこの世にはない(とわかった)」と話した。現在、専属のマネージャーを必死で探しているといい、来2月には、トークライブで舞台復帰する予定だ。「コントという形で笑っていただける日が早く来るよう頑張ります」と相方の木下も頭を下げた。

   ヒロミ(タレント)「僕は、楽して痩せることと楽して儲かる話はない、というのが持論。あいつは悪いやつじゃないが、信じやすいタイプ。もう1回ぐらい騙されそうだなあ。本当にそういう話は信じない、やらない方がいい」

   MCの加藤浩次「2人は私生活ではTKO(テクニカル・ノックアウト)されましたけど、芸人としてはTKOされてませんからね。まだ立ってますからね。タオルも投げ込まれてませんよ。コントは本当に面白いのでがんばってほしい」

(キャンディ)

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