「どうする家康」元康の母(松嶋菜々子)の豹変 「戦国の女性」感に圧倒された

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   NHK大河ドラマ「どうする家康」1月22日(2023年)放送回。故郷の岡崎へ戻った松平元康(松本潤)は、打倒・信長(岡田准一)を決意するが、弱小の松平軍はまったく歯が立たない。(ネタバレあり)

   一方、今川氏真(溝端淳平)は援軍を元康に送れずにいた。本多忠勝(山田裕貴)らは、織田に寝返るべきと言い始めるが、駿府に瀬名(有村架純)を残す元康は今川を裏切るわけにはいかない。

  • NHKの「どうする家康」番組サイトより
    NHKの「どうする家康」番組サイトより
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「感動の再会」だけでは終わらず...

   そんな中、元康の伯父で織田方についている水野信元(寺島進)が連れてきた、妹で元康の母でもある於大(松嶋菜々子)に16年ぶりに再会することになった。感動の再会、本当にこんな場面があったのかと気になりながらも、松嶋菜々子さんの姿に4Kでじっくり見惚れてしまう。優しそうな物腰と母の愛情で元康を包み込んだ。ところがどっこい感動の再会に見えたのもつかの間、母の地響きのようなささやきに耳を疑った。母は今川を捨て織田方に付くことを助言したのだ。

   「主君たる者、家臣と国のためならば、己の妻や子ごとき平気で打ち捨てなされ」のセリフと共に松嶋さんの目つきも鬼に変わった。いやいや戦国の女は強い。死ぬか生きるか、主君と同じ筋金入りのメンタルではないと生き抜いていけないってことだ。

   そして元康も態度を一変。「出ていけ!」と元康に苦しい決断が迫っている叫びが悲しそうでならない。駿府に残した瀬名と子供たちの顔が浮かんだよね。どれほど心が激震したか。この場面にはネットでも反響が大きかった。「瀬名ちゃんを取る?於大ママを取る?どうする家康」「松嶋菜々子様の於大の方が戦国の女って感じで最高だわ」「甘ったれた綺麗事口走るよりこっちの於大様のほうがいい」などの声で沸いた。

   元康の涙ながらの苦渋の選択。どうする家康だ。しかし忠臣たちの説得で織田側につくことを決断した。

   まだまだ戦国の時代は続く。視聴者をドキドキする「選択」に巻き込んでほしいが。

(Y・U)

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