1粒1万円の高級イチゴ 試食めぐり加藤浩次の「乱」

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   今、最盛期を迎えている旬の味覚はイチゴ。ここ数年、イチゴの品種を巡ってある動きが起きている。

   農業コンサルタントで通称「イチゴ博士」の異名を持つ宮崎大輔氏は「都道府県同士でオリジナルの品種を作る争いが起きていて、その争いはかなり熾烈になっている」と話す。

  • イチゴ戦国時代(画像はイメージ)
    イチゴ戦国時代(画像はイメージ)
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「オレ、17年頑張ってきて...」

   23日(2023年1月)の「スッキリ」で岩田絵里奈アナは「日本は今、群雄割拠の『イチゴ戦国時代』に突入しています」とナレーションで言う。現状では東の「とちおとめ」(栃木)と西の「あまおう」(福岡)が二大勢力。その牙城を崩そうと、次々に新興勢力が名乗りを上げている。佐賀の「いちごさん」、埼玉の「あまりん」、神奈川の「かなこまち」など、この10年で120種以上の新種のイチゴが出現しているという。

   宮崎氏は「県オリジナルの特別なイチゴとして販売したほうが、販売単価も上がるし、県の農家、産業を伸ばしたいという思惑があると思います」という。

   王者「とちおとめ」も世代交代を迎えている。栃木県では「『とちあいか』を主力の品種として、全体の8割まで持っていこうと考えている」という。「とちあいか」は、とちおとめより甘く、成長も1.3倍速い。4年後には8割をとちあいか、1割をとちおとめにしたいと考えている。

   CM明けで岩田アナは、イチゴの被り物をして登場。司会の加藤浩次が「イカれてる」とツッコミを入れると、岩田アナは「イカれさせられています」とニッコリ。目の前に用意した栃木県「とちおとめ」「とちあいか」、佐賀県「いちごさん」、埼玉県「あまりん」の計4種のイチゴをスタジオで試食した。

   「とちおとめ」を食べた元プロテニスプレーヤーの杉山愛は真っ先に「おいしいですよ~」と感想。続いて「とちあいか」を試食したフリーアナウンサーの神田愛花が「甘い! あいかだなって感じがします」と言うと、加藤は「神田の『あいか』も甘いんだ」とツッコミ。

   さらに「さがほのか」から世代交代した「いちごさん」も試食。杉山は「みずみずしい!」とビックリ。「The Headline」編集長の石田健は「食べ比べて初めてわかりました。イチゴって品種によってこんなに違うんですね」と驚いていた。さらに「あまりん」を食べた神田が「深みがある甘さがおいしい」と言うと、岩田アナが「1パック2000円です」と補足。石田は「これが乗っているショートケーキを食べたい」と絶賛。

   これら県が力を入れる新種に加え、個人農家で生み出された品種もある。千葉の農家が生み出した黒いイチゴ「深紅の美鈴」は赤ワインのような深い色合い。アントシアニンが豊富に含まれており、旨味が凝縮されているという。1パック800円。

   さらに岐阜の奥田農場が開発した「美人姫」は最上級のものになると、桐箱入りで1粒1万円。サイズは8センチと大きく、糖度も17.9度。1シーズン700粒しか取れないという。これもスタジオで実食となったが、岩田アナは「予算の関係で1粒しかありません。クイズで食べる人を決めたいと思います」と宣言。

   これに加藤が「オレ、17年頑張ってきて、そうなの?」と抗議し、「石健さん、何年?」とコメンテーター陣に質問。石田は1年、杉山は13年、神田は3~4カ月と答えた。この訴えは認められなかった。

   クイズは「この美人姫は何グラム?」というもの。ちなみに「とちおとめ」は1粒24グラムあった。絶対当てたい加藤は、CM明けでもまだ考え続け、やっと回答を記入。

   森圭介アナは「52グラム」、神田は「87グラム」、杉山は「58グラム」、石田は「61グラム」と回答し、最後の加藤の回答は「73グラム」。

   回答が出そろったところで、岩田アナが実測。正解は65グラムで、石田の勝利。1粒1万円のいちごを試食するのは石田となった。ひと口食べた石田は「あま~い。さっぱりしているのに甘いです。今のひと口が2000円くらいだと思うと緊張します」と答えた。

   食べ終えた石田に加藤は「石田さんの今日のギャラはそれです」。よっぽど食べたかったのだろう。

(バルバス)

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