NHKの朝ドラ「舞いあがれ!」1月19日(2023年)放送回。舞(福原遥)が獲得した新規の仕事。舞が図面を広げると社員のたちが、にわかに沸き立つ。数量も多くなかなか大きい取引だった。ところがよかったと喜ぶ間もなく、新規製品の設計者がいないことに頭を悩ましつつ試作にとりかかる。
「再雇用は難しい」とめぐみさんがぽつり
やっぱりといえばやっぱりなのだが、新しいネジの試作が痛恨の失敗。IWAKURAにまたもや難題が。皆が不安になっていると、新しいネジの製作に、IWAKURAを去っていった結城章(葵揚)の名前があがる。なるほどこうして章兄ちゃんが帰ってくるのかと思う。
舞ちゃんが章兄ちゃんに連絡したことから助けにきてくれた。再登場の予感を残していたのでほっとしたが、転職先にも許可を取っていたようなのでよかった。工場で章兄ちゃんが試作を作る場面、技術者にとって経験を積むことがいかに大事かわかるシーンであった。それに戻ってきたいと言い残した章兄ちゃんのIWAKURA愛に感涙。浩太さんが愛情をこめて育ててきた大事な人材だったと今更ながら改めて感じた。この場面「章兄ちゃんが助けに来てくれました」「章兄ちゃん、助けてくれたぁ。戻ってきてほしいぃ」「結城章の心は今でもイワクラにある」「先代について腕を磨いた章兄さんです」など章兄ちゃんの再登場にネットも反響。
章兄ちゃんはそもそも不本意ながらの転職だった。IWAKURAを助けたい想いのなかで、腕を見込まれてのスカウトで、最後まで後ろ髪をひかれる想いで去っていった章兄ちゃん。「できる人から去っていく」のは企業の一面だったりもする。それにしてもIWAKURAがピンチの時に助っ人にきてくれるとは、ずっとIWAKURAに感謝している証だ。
現実的には章兄ちゃんの再雇用は難しいとめぐみさんがぽつり。それは視聴者もわかっていることだが、悠人の力を借りて、章兄ちゃんも戻ってきて、IWAKURAが舞い上がってほしいが。
(Y・U)