スマホめぐる親子トラブル 安住紳一郎アナ「なかなか難しい問題だと」

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   一昨日16日(2023年1月)午後11時50分頃、静岡県牧之原市の住宅で「家族が刺された」という内容の110番通報が入った。警察が駆けつけたところ、住宅2階の寝室で首などを複数箇所刺され、血を流した40代女性が発見された。病院に搬送されたが死亡を確認。警察が家族の証言などから同居する13歳の娘に事情を聞いたところ、娘は母親を刺したことを認めたという。13歳の娘が母親を殺害するという衝撃の事件だが、警察の調査によると、母と娘の間でスマートフォンのトラブルがあったとの報道も出ている。18日の「THE TIME,」が伝えた。

   母親を刺した娘は14歳未満のため刑事責任能力がなく、触法少年となる。逮捕することはできず、捜査ではなく調査が行われる。強制力を持った取り調べではなく任意で聞き出すといった形になるが、今後は警察での調査の後、児童相談所でさらに調査が行われ、家庭裁判所に送られた後、少年院に送致される可能性が高いという。

  • スマホ利用をめぐり…(写真はイメージ)
    スマホ利用をめぐり…(写真はイメージ)
  • スマホ利用をめぐり…(写真はイメージ)

「このデータをご覧ください」

   スマホを巡るトラブルについて子どもを持つ親世代はどう感じているのか。「THE TIME,」が街頭インタビューすると「ずっとイヤホンしているとか。スマホ依存が最近多いし、怖いもの」(50代女性)、「ずっと手放さない。子どもってスマホ注意するとキレますもん」(60代男性)などの声が。

   大手通信会社による子どものスマホ利用に関するアンケートによると、スマホ利用が原因での親子げんかは、中学生男子を持つ親の70.4%、中学生女子を持つ親の59.5%が経験しているという。

   司会の安住紳一郎「このデータをご覧ください。2021年の子どものスマートフォン所有率データです。子どもに何歳からスマートフォン持たせるかというのは議論になるのですが、小学校1年で7%。高学年にいくにつれ増えて小学校6年で42%。中学生からというイメージが私は強いんですが、中学1年で73%、中学3年で80%という数字が出ています」

   番組ではスマホでの親子げんかについて保護者に聞いたアンケート結果も紹介したが、長時間の使用56.5%、ゲームのしすぎ46.8%などのほか、食事中に使用、成績が落ちた、勝手にアプリをダウンロード、知らない人とのやりとりなどケンカの原因となっていた。

   視聴者からも「12歳の娘とスマホのルールで揉め、口をききませんでした。本当に難しいです」(40代女性)、「勉強やスマホで度々口喧嘩しています。難しい年頃で放置もできず注意すれば逆ギレ」(30代女性)など親世代からの声のほか「親と使い方についてよく話し合いしたいと思いました」(10代女性)、「事件に驚いた。スマホとの向き合い方、親との関わり方は大切にした」(10代男性)などの声が寄せられた。

   安住紳一郎「大変便利なものなんですが、親としては犯罪とかに巻き込まれては困ると思いますし、子どもにしてみるとなんとなく自分の世界に口出しして欲しくないという自我もあるでしょうし、なかなか難しい問題だと思います」

(みっちゃん)

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