「エアコンを取り付けてほしい」「カギがないので家に入れないのをなんとかして」「工事の車が置きっぱなし」と書いたボードを、森圭介アナウンサーがだした。「これがなんと119番通報に寄せられたということなんです」と、18日(2023年1月)のスッキリがとんでも通報に悩まされる救急消防の実状を取り上げた。
隊員は仮眠がとれないときも
東京消防庁にあった119番通報は去年、103万6645件と過去最多(このうち救急隊の出場権数は87万件)、通報の約20%が緊急性のない内容だった。そうでなくても救急現場は激務が続き、先月には搬送を終えて帰署途中の救急車の横転事故も東京・昭島市で起きた。
隊員は24時間交代制の勤務で、朝8時半から翌日8時40分までに、業務は16時間、この間に設定された仮眠がとれないときもあるという。非常識な「とんでも通報」のほかにも、最新のスマホは衝撃を感知すると自動的に119番通報する機能もあり、余分な通報につながる。
対策としては、迷ったときにかけると相談や応急手当の方法を教える「#7119」の導入が全国的に進んでいるが、まだ十分には知られていない。
司会の加藤浩次「うーん、皆さん、おぼえていただきたい。今はちょっと何かあったら119番してしまう人がふえているということです」
(あっちゃん)