「東京湾にトドです」という阿部祐二リポーターの声があがった。羽田空港近くの海上から、18日(2023年1月)のスッキリは早朝に生中継、岸壁の上にいる体長約2メートルの姿をとらえた。
ボートで現場に向かった阿部リポーターは「あ、見えた、いる」とテンションもアップ。映像は羽田空港D滑走路付近の海や、石と土盛りの岸壁、さらに上空には飛び立つ飛行機も。白と茶色のまじるトドが「曇り空に伸び」(阿部)をしていた。目撃から4日目だという。
「そういう漁業者の現実がある」
沖釣り中の15日に撮影した男性は「人かと思い近づいたら大きい動物で、オットセイかアザラシかと驚いていました」と話した。
動物研究家のパンク町田さんは「東京湾にトドがいるのは聞いたことがない。北海道から来たんだと思います」と語る。トドは北太平洋の寒い地域に生息し、この時季は北海道にもよくいる。東京湾のトドは、群れからはぐれた可能性がある。「体調がよければ群れを外れることはないと思う。円状の皮膚炎らしきものが多数見られるので、感染かケガをしてるのじゃないか。もうちょっと動きが緩慢になるまで放っておくほうがいい」と町田さんは指摘した。
現場中継の阿部リポーター「ちょっと前にお休みのうつぶせ状態に。いい情報です。ここはトドの好物のタコがいっぱいいるそうで、トドは昼までのんびりし、夕方に海に入るルーティンをくりかえしているということです」
司会の加藤浩次「東京の人は珍しいんでしょうね。僕は北海道(出身)だから、トドいた? だから?って感じです」
水産庁によると、刺し網の破損や魚を食べられるといった漁業被害が年間10億円あるそうだ。
加藤「そういう漁業者の現実がある。『あれ~トドちゃん』とか言っちゃうのかーと思いますよね」
宮崎哲弥(評論家)「大都市の人にとっては野生動物がいるのにいやされたり、愛着を感じたりするのも無理はない。『羽ちゃん』とか名づけたらダメ?」
加藤「つけると愛着持ちすぎませんか」
(あっちゃん)