NYタイムズ「行くべき52カ所」にあの東北都市 ロバート・キャンベル「目の付け所は心憎い」

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   米国のニューヨークタイムズが「2023年に行くべき52カ所」として世界各地の旅行先を発表したが、英国・ロンドンに次いで2番目に紹介されたのが、なんと岩手県盛岡市だった。きょう17日(2023年1月)の「スッキリ」は、盛岡市の魅力を探った。

   県庁所在地である盛岡市は、人口約29万人、東京駅から新幹線で2時間10分で行くことができる。NYタイムズ報道を知った市民は「意外でした」。盛岡市都市戦略室長・吉田央さんは「驚いております。うれしい気持ちが、誇らしい気持ちに代わってきています」。

  • 盛岡市の公式サイトより
    盛岡市の公式サイトより
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加藤浩次「日本国内の方も楽しめると...」

   記事を書いたのは、日本在住23年の米国人ライター、クレイグ・モッドさん(42)。日本各地の魅力を海外に伝えている。昨年10月にNYタイムズの編集者から「お勧めできる、知られていない『宝物(旅行先)』があれば提案して」と依頼され、大好きな盛岡を紹介したという。

   紹介文には「大正時代に建てられた西洋と東洋の建築美が融合した建物や近代的なホテル、古い旅館、曲がりくねった川がいくつも流れています。公園となっている城跡も魅力の一つです」と書き、日帰りで堪能できる4つのスポットも紹介している。

   一つ目は、コーヒー店「ナガサワコーヒー」。店主がドイツから仕入れた焙煎機を入り口にどんと据えていて、「芸術のギャラリーみたい」「豆の大切さとか焙煎に対して非常に尊敬されている」とモッドさんも絶賛する。

   二つ目は、「わんこそば」のそば処「東屋(あずまや)」。番組が取材すると、台湾から来たという若い男性がそばをかき込んでいた。ネットで店を知ったといい、カメラに102杯食べたという「証明書」を見せていた。

   三つめは書店の「ブックナード(BOOKNERD)」。店主が好みで選んだ和洋書がずらりと並び、LPレコードプレーヤーでクラシックな曲も流れている。

   四つ目のスポットは、ジャズ喫茶「開運橋のジョニー」。「米国には音楽を聴くためのカフェはないんです」とモッドさん。店主の照井顕さんによると、一時休業していたが、NYタイムズで紹介されたと知り急きょ再開したという。

   ロバート・キャンベル(日本文学者)「NYタイムズの52カ所は毎年テーマがあって、今年のテーマは(都会から)ちょっと離れて、素晴らしい場所。外国人は東北のことをよく知らない。モッドさんの目のつけ所は心憎い、ほんとにいいですよ」 司会の加藤浩次「日本国内の方も楽しめると思いますね」

(コムギ)

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