<1年前のワイドショー>東大前刺傷事件が突き付けた問題

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   <1年前のワイドショー>今年も大学入学共通テストが行われていますが、昨(2022)年の共通テスト初日の1月15日、試験会場の東京大学前で、受験生ら3人が刃物で切り付けられる事件がありました。現行犯逮捕されたのは、名古屋市の進学校に通う高校2年生(当時)の男子で、現場に向かう途中の駅構内など8カ所には放火を試みた跡もみられました。一体何が起き、動機は何だったのでしょうか。

  • 約1年前に…
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「根本的な再発防止策」とは

   (J-CAST)ワイドショー通信簿の「東大刺傷事件で橋本五郎『第一義的に個人の問題』(略)」(2022年1月17日、日テレ系「スッキリ」)によると、被害者は72歳男性と受験生の男子高校生と女子高校生の3人(いずれも当時)。少年は、3人の背中を切りつけた後、「東大、来年受けます」と叫んで警備員の元に行き、刃物やバッグなどを投げ捨てて門の前に座り込みました。バッグには可燃性液体が3リットル入っていたとあります。

   少年は前日夜に名古屋から高速バスで東京に向かい、途中南北線車内で液体をまき、東大前の駅構内でボヤ騒ぎも起こし、「火をつけようとした」と関与を認めていました。

   「(略)テスト会場刺傷事件で玉川徹『釈然としない』」(同日、テレビ朝日系「モーニングショー」)は少年の供述内容を伝えています。「医者になるために東大を目指していたが、1年位前から成績が上がらず、自信を無くした」「医者になれないなら、自殺しようと思った。自殺する前に人を殺して罪悪感を背負って、切腹しようと思った」。

   学校関係者は「まじめで勉強に打ち込んでいた。成績はよい方でしたが、目標まではいっていなかった。成績がプレッシャーになってしまったのではないか」とあります。

   「『あまりにもこうした事件が多すぎます』(略)安住アナ」(同日、TBS系「THE TIME,」)は、少年が通っていた高校が事件直後に発表したコメントを紹介しています。

「『密』をつくるなという社会風潮のなかで、個々の生徒が分断され、そのなかで孤立感を深めている生徒が存在しているのかもしれません。今後の私たちの課題は、そのような生徒にどのように手を差し伸べていくかということであり、それが根本的な再発防止策であると考えます」

   身勝手な無差別殺傷事件が繰り返されています。安住紳一郎アナが指摘したように、社会全体で考え、対策をとるように行動を起こしていくべきだと痛切に感じます。

(コムギ)

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