舞(福原遥)が選んだのは、内定していた航空会社への就職を辞退し、急死した父・浩太(高橋克典)の会社「IWAKURA」の正社員として働くという選択肢。母・めぐみ(永作博美)とともに、会社の再生に挑むことになった。
社内からも社外からも社長は務まらないと見られていためぐみは、不良在庫の処理、経費削減、リストラ...とタスクをこなしていく。
祖母・祥子から...
信用金庫はめぐみの仕事ぶりを評価し、融資の返済期限を半年間延長することを了承。めぐみは社員たちに、その朗報を報告し、返済期限まで自分と舞は営業に全力を注ぐことを伝えた。
そんな中、舞は祖母・祥子(高畑淳子)から嬉しい知らせを受ける。祥子の家に滞在している朝陽(又野暁仁)が友達を連れてくるようになり、学校に行きたいという気持ちが芽生え始めているというのだ。朝陽の成長に、舞は刺激を受ける。
自社のネジの製造工程について笠巻(古舘寬治)から講習を受けるめぐみと舞。一部の従業員は、そんな2人を冷たい目で見ていた。素人同然なのに社長や営業というポジションにあることに不満を感じていたのだ。
ある日、会社の売上データをチェックしていためぐみは、売れば売るほど赤字額が膨らんでいる取引を発見。営業担当の藤沢(榎田貴斗)によると、それはリーマンショックで仕事が激減した時、売上を上げることだけを考えて、安い価格で請け負った仕事だという。
舞は、経営を圧迫しているそのネジが、「IWAKURA」の独自技術の結晶というべき製品であることを知り、そのネジを売り込もうと新規の営業先に足を運ぶ。
笠巻から教わり、夜通し勉強して身に着けた知識を最大限に使い、必死に売り込む舞。その努力は実り、新規受注に成功した。
しかし、舞はすぐに次の課題に直面する。図面に合わせたネジの設計がどうしてもうまくいかないのだ。
舞は会社を去った結城(葵揚)に電話をし、力を貸してほしいと頼み込む。