やはりテレビは生が一番!「第73回紅白歌合戦」を見て

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   昨年の大晦日も、午後7時20分から11時45分まで生放送された「第73回紅白歌合戦」を見ました。

   白組司会は大泉洋、紅組司会が橋本環奈、総合司会は桑子真帆、スペシャルナビゲーターが櫻井翔です。

   前半はつまらなかったのですが、後半は先ず加山雄三の最後のライブステージが良かったです。立派に「海 その愛」を熱唱しました。審査員の黒柳徹子が「若大将、最高!もっと歌って」と賞賛の声をあげると、加山は「もういいよ」といってステージを去りました。

   次に、藤井風が登場してピアノの弾き語りを始めると、それが「かっこ良い」のです。ゆずと関ジャニ∞が一緒に歌うと、会場も元気で、明るく盛り上がりました。

   素敵な家のセットで歌ったのは星野源です。金がかかっていましたね。

  • 2022年のNHK紅白歌合戦のテーマは「LOVE & PEACE~みんなでシェア!~」(NHKサイトより)だった
    2022年のNHK紅白歌合戦のテーマは「LOVE & PEACE~みんなでシェア!~」(NHKサイトより)だった
  • 2022年のNHK紅白歌合戦のテーマは「LOVE & PEACE~みんなでシェア!~」(NHKサイトより)だった

最高に素晴らしかった桑田佳祐らの「時代遅れのRock'n'Roll Band」

   氷川きよしは、巨大な鳥が動くセットに乗って登場。激しく動き火を吹く鳥の背中に立ってのパフォーマンスに、会場も驚き、圧倒されました。

   特別企画で、松任谷由実はAI技術が再現した荒井由実のボーカルと「Call me back」をデュエット。そのあと、会場で「卒業写真」を歌い、私も感動しました。

   石川さゆりが「天城越え」をオーケストラと和楽器のコラボで歌う時に、特別ゲストの長友佑都がステージに登場し、石川さゆりのファンであることを明らかにして、大泉洋と「ブラボー」合戦を繰り広げました。特別審査員のサッカー日本代表・森保一監督も説得力のあるコメントを出しました。

   桑田佳祐・Char・野口五郎・世良公則・佐野元春の「時代遅れのRock'n'Roll Band」で登場する時に、同窓生が「軽音楽研」の部室に集まる設定。時間に遅れた桑田が部室に入り、ブルースを歌いながらメンバーのギターに合わせて合流しました。これが、最高に素晴らしかったです。

   司会陣は、全員良かったです。

   「やはり、テレビは生が一番だ」と思わされました。

渡辺弘(わたなべ ひろし)
渡辺 弘(わたなべ ひろし)
1952年生まれ。東京大経済学部卒業。1976年に日本テレビに入社し、制作局CP、ドラマ制作部長として番組づくりの現場で活躍。編成局長、制作局長、取締役報道局長、常務・専務を歴任した。「マジカル頭脳パワー!!」「THE夜もヒッパレ」「「スーパーJOCKEY」「24時間テレビ」などヒット番組をプロデュースした。 現在は「情報経営イノベーション専門職大学」客員教授。映像会社「2501」顧問。
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