正月太り解消には「味覚」から攻めろ 「モーニングショー」が特集

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   この日の「羽鳥パネル」のコーナーのテーマは正月太り解消。「モーニングショー」司会の羽鳥慎一は「お正月休みが終わりました。お正月に食べ過ぎてしまって体重が増えてしまいましたという人も少なくないと思います。肥満予防のプロによりますと、こうした『正月太り』解消にいいのが、出汁を飲むことで、痩せる味覚に変化するということです」と切り出した。

   アンケートによると、「正月太り」経験者は84%。増加体重の平均は2.7キロで、1年の中で一番ダイエットを意識する時期も「正月前後」が最多だった。

  • 食べ過ぎて…
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「痩せ味覚」に

   正月太りしてしまう理由は、あまり運動しないで食べてしまうということのほかに、冬は日照不足により食欲を調整する作用があるセロトニンが減少し、食欲をうまくコントロールできず食欲が増えることもあるという。

   羽鳥に「昨日(1月12日)にお正月が終わった人」と紹介された、今年初登場のスポーツキャスター・長嶋一茂は苦笑いしながら「南のほうに行っていて、日照時間が長いのでセロトニン減っていません。食欲も湧かなかったので痩せて帰ってきています」と報告。

   これにゲスト解説の日本肥満学会会員で工藤内科院長・工藤孝文医師が「ハワイですよね? 日照時間が長いのでセロトニンが増えて、食欲の管理ができたのだと思います」と説明すると、長嶋一茂は「東京に着いたとたん腹が減りました」応じた。

   バイオリニストの廣津留すみれは「元旦のこの番組で演奏するプレッシャーがあって食べてしまいました。太りやすくはないのですが、お餅とかを食べると顔に出てしまう」と打ち明けた。

   森山みなみアナが「私も2キロ太りました」と告白すると、長嶋一茂は「女性にとっての2キロは大事だね~」とデリカシー少なめの合の手を入れる。

   ゲスト解説の工藤医師はかつて大学病院で研修医をしていた時代に92キロあり、現在より25キロ太っていたという。朝から炭水化物やジャンクフード、お菓子を食べる生活をしてしまったのは「研修でつらい思いをしていて、食べ物なしにはどうかなりそうだった。食べるとドーパミンが出るので、味の濃いものや甘いものに走っていました」と工藤医師は告白した。そこで食事を和食中心に変え、太りやすい味覚を『痩せ味覚』に変えた。

   その方法が1日1杯の出汁を飲むこと。工藤医師は「出汁のうま味で舌と心を満足させた。2週間で、味蕾という味覚を感じる舌の細胞が生まれ変わるので、味覚は変えられる」と話す。

   おススメの出汁の作り方は、カツオブシ30グラムと煮干し10グラムをフライパンで炒めて水分を飛ばす。それに、刻みコンブ10グラムと緑茶5グラムを加え、ミキサーで砕いたものをお湯に溶かして飲む。工藤医師によると、カツオブシに含まれるうま味成分「イノシン酸」は食欲を抑える効果がある。煮干しに含まれるイノシン酸にはEPAも含まれている。コンブの「グルタミン酸」は母乳や羊水にも含まれており幸せを感じるうま味で、お茶に含まれる「テアニン」には副交感神経を優位にしてリラックス効果があり、ストレスによるドカ食いを防ぐという。

   工藤医師は「味覚は3日で変わります。3日だけでも試してみると、味覚が変わる可能性があります」と話す。

   話を聞いていた長嶋一茂が「俺なんかは、そういう仕組みもある程度知っているんだけど、ポテトチップとかカップ麺食べたくなって、食べちゃうんだよ」と打ち明けると、工藤医師は「人生はダイエットだけじゃない。生活の質が大切なので、週1回くらい、食べたいときに食べるのはいいと思う」と回答。これに羽鳥が「やった!」と喜んだ。

   工藤医師は「週1回ならいいからといって、毎週何曜日に食べるというのではなく、ストレスを感じたときだけ食べるというのならいい」と請け合った。

(バルバス)

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