福男選びレース 永島優美アナの注目ポイントとは

   新春の風物詩として毎年1月10日に行われている兵庫県・西宮神社の福男選び。去年、一昨年は新型コロナのため中止されていたが、今年(2023年)は3年ぶりの復活となった。今年の一番福は誰になったのか、今日10日の「めざまし8」は、福男選びの様子を報じるとともに、参加者たちに密着取材、それぞれの思いに迫った。

  • 新年の風物詩が(写真はイメージ)
    新年の風物詩が(写真はイメージ)
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「転倒される方もいるが...」

   開門と同時に全長230メートルの参道を駆け抜け、一番から三番までがその年の福男に認定される福男選び。なによりスタートポジションが重要となるが、その場所を決めるのはくじ引き。先着1200人がくじ引きに参加し、門のすぐ前のAゾーン108人、その後ろのBゾーンに約150人、そしてそれ以外の3エリアに振り分けられる。くじ引き開始を待つ参加者たちは番組取材に「午後1時に来ました。親孝行できていないと思って、1番になったら親に伝えたい」「日頃の行いをきちんとしていれば神様が見ていますので、抽選で生きると思います」「主人がくじ引きに参加したいということで便乗で。当たったら頑張る」などそれぞれ思いを語る。抽選を待つ中学生に走り方を指導する男性は2018年一番福の佐藤玄主さん。福男がきっかけで、全国の伝統文化をサポートするお祭り関係の会社に入社。中学の陸上コーチも務めるようになった。勝負のポイントは例年多くの転倒者が出る石畳の参道だという。

   雨が降り出す中、午前0時から行われたくじ引き。Aゾーンに入れなかった中学生は「ダメでした。神様がケガしないように止めてくれたんじゃないかと信じて、今年いっぱい陸上競技を頑張っていきたい」と語った。親孝行したいと思って参加した男性もハズレだった。

   開門まで2時間、赤門前には多くの人があつまり福男選びを待つが、その中には女性の姿も。女性が3番以内に入った場合は福女に認定されるが、これまで福女は一人もいないという。

   そして午前6時。3年ぶりに開催された福男選びで真っ先に飛び出したのは大学野球部員の植本亮太さん(22)。そのまま独走し見事に一番福を獲得した植本さんは「運が良くてこの場に立っていられると思う。皆さんに運を分け与えられるような1年間を過ごしたい」と喜びを語った。一番福決定後も、参道では参加者たちが。それぞれのペースで本殿へ向かい、えびす様から福を頂いていた。

   MCの谷原章介「永島さん、地元兵庫の方にとっては特別の思いがあるんでしょうか」

   永島優美アナウンサー「私はこの真剣勝負、福男選びをみてやっと年が明けたという感覚です。コース難しいので転倒される方もいるが、順番関係なく助ける人がいる。その方には必ず福があるなと思いながらみています」

   谷原章介「争いではなく神事、あくまで願いを込めている走りということですね」

   立岩陽一郎(ジャーナリスト)「東京の人が見ると『なんでかけっこしてるの』となるじゃないですか。だけどこの時期の関西の神社はいろんなところで商売繁盛を祈願するイベントがある。福男、福女のほか福娘というのがある。大学生の女性がやるが、関西民放アナウンサーの登竜門だという説もある。有名なアナウンサーに聞くと、だいたいやってます。その人が福になるのではなく、その人が福を分け与える」

   武井壮(タレント)「立岩さんのコメントが長かった。驚きました」

   谷原章介「たくさんの福がみなさんに訪れますように」

(みっちゃん)

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