木曜ドラマ「警視庁アウトサイダー」(テレビ朝日系)が1月5日(2023年)にスタートし、主人公、架川(かがわ)英児(西島秀俊さん)の、「先輩刑事」をリスペクトする姿勢に注目が集まった。(ネタバレあり)
新人刑事役で出演していた
同僚の蓮見光輔(濱田岳さん)が「あの、デスクのサインは誰のですか?」と聞くと、英児は「純情派だよ。安浦刑事だよ」と、「はぐれ刑事純情派」(テレビ朝日系、スペシャル版含め1988年~2009年放送)の安浦吉之助(故・藤田まことさん)のものだと明かした。アップになった色紙には、「本業をゆったりと 藤田まこと かがわくん江」と、1992年の日付が書かれていた。
捜査中、英児のスマートフォンにメールが届く。着信音は「はぐれ刑事純情派」のテーマ曲、待ち受け画面は吉之助の写真とドラマのタイトルロゴだった。英児はまた画面に向かって片手で拝んでからメールを開いたのだった。
エンディングのスタッフロールには、「Special Thanks」として「藤田まこと企画」の名前があった。
英児を演じる西島さんは、「はぐれ刑事純情派V」(1992年4月~9月放送)の新人刑事、中上剛役で俳優デビューした。出演した映画「オズランド 笑顔の魔法おしえます。」(2018年公開)公開時のインタビューでは、藤田さんから「本業をゆっくりと」と書かれたサイン色紙をもらったことを明かしていた。
ツイッターなどでは
「はぐれ刑事純情派のメインテーマとやっさん(藤田まこと様)を再びテレビの画面で観れる日が来ようとは予想外だったなぁ」
「はぐれ刑事純情派リスペクトなのが個人的には懐かしく嬉しい」
と、懐かしのドラマの登場に盛り上がっていたほか、西島さんが「はぐれ刑事」に出演していたことを知っている人からは
「はぐれ刑事純情派の安浦刑事が...西島さんが刑事役で...もうこんなに胸が熱くなることがあるだろうか」
「西島君、やっぱりデビュー作大事にしてたー なんか泣ける」
との声も上がった。
(TT)