野上慎平アナが「お正月や成人式など思い出の写真を撮ることが多いこの時期。そこで若者たちの間で使われているのが写真の加工アプリ」と前フリして、晴れ着姿で写真を撮り合う女性たちの映像が流れた。6日(2023年1月)の「モーニングショー」。
街の若い女性たちに写真加工アプリについて聞くと「マスクをしてないときは100%加工アプリ」「色味もゆがみも修正して自撮り写真はもはや作品」「アプリは10個ダウンロードして、盛ることに全力(笑)」など、彼女たちにとってはもう写真加工は当たり前のようだ。
廣津留すみれ「新しいマナーという一面も」
しかし昨年12月に高校生新聞オンラインで、写真加工について高校生が書いた記事が話題になっている。その内容は「自分たちの顔を加工した写真ばかりを残した結果、中学の同級生との思い出の写真では、自分も友だちも元の顔がわからなくなった、元の写真を残しておけばよかったと後悔している」というもの。
いまやSNS映えには必須の写真加工アプリ。その機能は急速に進化しており、美肌加工、小顔機能、輪郭加工に加え、体型まで自在に変えられるようになっている。いったいなぜ写真を加工するのか。
街では「いい思い出にしたい」「思い出はきれいなほうがいい」「加工後の自分の顔がなりたい顔」「もう目が慣れきってしまっていて、加工した顔が自分の顔。だから鏡を見るとビックリ。特に寝起きとか」などさまざま。これに対して親世代は「娘が(私の顔を)勝手に撮って加工する。かわいくなるのは嬉しいけど、自分じゃない。ありのままの自分で仕方ないと思う」と話す。
野上アナは「加工アプリ、すごいんですよ。私も自分が加工でどう変わるのかやってみました」と、パネルに自分の写真を見せる。まずは素の顔に美肌効果を施した写真を見せると、森山みなみアナは「うん。まあまあかわいいです」。さらに目を大きく加工した写真を見せると、森山アナは「ハハハ」と爆笑。そしてさらに小顔効果で加工した写真を公開すると、バイオリニストの廣津留すみれが「誰? もはやエイリアンですね」と爆笑。
司会の羽鳥慎一に「成田さんもこういうのやります?」と問われた起業家の成田悠輔は「ちょっとおじさんぽい。やらないですね。でもデジタルに化粧をしやすくなったとはいえますね。普通の化粧だって別人みたいになるじゃないですか。それのちょっと極端なバージョンをスマホの中でやるようになったと捉えればいいのではないか」とコメント。
野上アナがさらに、「顔だけではなく、体型も加工したのがこちら」と全身写真を見せると、そこには小顔で肩幅が極端に広く、足も長い10頭身の野上アナがいた。
野上アナは「大谷翔平さんになってしまいました」と苦笑い。羽鳥が「この中間はないの?」と聞くと、廣津留が「ウチは母が加工アプリにハマってるんですが、どうしても100%までやりすぎちゃう。50%くらいで止めておけばいいのにと伝えている」と打ち明ける。
野上アナは本題に戻り、「加工アプリで後悔した例を紹介しましょう」と言い、まず結婚式で2人の歴史を振り返る写真を探したが加工写真しかなかった人と、マッチングアプリで出会った男性が写真の顔と全然違ったという人を紹介。
羽鳥が「やりすぎないなら、きれいになるっていうのはいいのかもしれないですね」とコメントすると、野上アナはさらに年賀状に使う写真に加工前のものがなかったという失敗談も紹介した。
廣津留が「写真加工は新しいマナーという一面もある。インスタとかに自分の顔を出すときに、加工していないのは申し訳ないなっていう気もする」と指摘すると、野上アナは「いやぁ、まずいな。私は等身大の自分で毎日出ていますけど」とコメント。
羽鳥は「素のままで頑張りましょう」とまとめた。
(バルバス)