羽鳥慎一「外国人の方々の買い物はすごいですね」 「お土産費用250万円」例も

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   司会の羽鳥慎一が「年が明けまして、百貨店などでは新春恒例の初売りが始まっていますが、各地で大変多くの買い物客でにぎわっています。こうした中、東京・秋葉原で福袋を巡って警察が出動するというトラブルが発生しました」と切り出した。6日(2023年1月)の「モーニングショー」。

   トラブルが発生したのは3日。秋葉原の中古パソコン店前に客が殺到し、「押すなー!」「下がれー!」など怒号が飛び交った。彼らの目当ては「不幸袋」と名付けられた2023円の福袋。中には壊れかけたパソコンなど、使える人にとっては便利な品が入っていたという。店は50個用意したが、「先着順だが並んだ順番じゃない」」との予告文があったため取り合いになってしまった。警察が駆けつける騒ぎに発展し、店側は「コロナの規制明けで初めての初売りで、並び方を管理したつもりだったが、読みが甘かった」と反省している。

  • 各地の初売りに賑わいが(写真はイメージ)
    各地の初売りに賑わいが(写真はイメージ)
  • 各地の初売りに賑わいが(写真はイメージ)

初売りの様子は?

   2日の朝、銀座松屋前に長い行列ができていた。行列の目指すのは初売り。人気のデパ地下では15~16個の福袋を買った男性がいた。

   初売りの列には外国人の姿が目立った。同じく2日、渋谷109の初売りには福袋を求めてスウェーデンから来日した女性が念願の福袋をゲット。池袋の百貨店では米国人女性がディズニーやサンリオなどの福袋を次々に購入。計8点、約4万円分の福袋をゲットして喜んでいた。

   年末12月28日に成田空港に到着した台湾人家族はからのスーツケースをいくつも持っていた。お土産用だという。浅草雷門、山梨、群馬を回り、増上寺で年越しをして滞在を楽しみ、服、化粧品、靴など一家でスーツケース14個分を買い込んだ。当初の予算は100万円だったが、250万円になったという。

   昨年12月に香港から来た女性は中古ブランド店で127万円のバッグを即決で購入。この中古ブランド店が開催した、台湾向けオンライン即売会では292万円のエルメスのバッグや高額のジュエリーが次々と売れ、1日で1100万円の売り上げになったという。

   映像を見た羽鳥は「外国人の方々の買い物はすごいですね」と驚く。

   百貨店の初売りの売上高も好調で、三越日本橋店では前年比34%増、新宿高島屋では約40%増、大丸東京店では20%増となった。大丸東京店ではインバウンドの売り上げがコロナ前より増えているという。

   海外生活も経験しているバイオリニストの廣津留すみれは「福袋は海外ではあまり見ないと思う。アメリカにいたときも、中身が見えない商品っていうのはすごく珍しい。例えば寿司店でのおまかせコースというのもすごく日本的なんです」と話す。

   起業家の成田悠輔は「行動制限がなくなり人々が外に出るようになって、バッグや財布、コートなど、わかりやすいブランド品を買いたくなる気持ちはわかる。今、日本は外国人が来てドカッと買い物にお金を使う場所になっている」とコメント。

   羽鳥が「すごくないですか? この外国の人たちの買い物とか」と尋ねると、廣津留は「でも今、信じられないくらい安いですよね、ご飯も。物価高のアメリカの人は『お金払ったっけ』というくらいの感覚かもしれない。マクドナルドみたいな世界で同じメニューの商品も安いし、洋服もそれと同じように安いなら爆買いしてしまう気持ちもわかる」とコメント。

   成田は「これほど海外と日本で物価が違ってくると、値段や税率を国内と観光客とで分けてもいいかもしれない。入国税を取っても海外からは来ると思う」と話した。

(バルバス)

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