一番マグロ漁師の実力 「プロ中のプロですね」(石山アンジュ)

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   5日(2023年1月)早朝、東京・豊洲市場で恒例のマグロの初セリが行われた。一番マグロとなったのは青森・大間産の212キロのマグロで、3604万円の値が付いた。3年連続で「やま幸」とオノデラフードサービスが共同で落札した。一番マグロを釣り上げた71歳の漁師・竹内正弘さんは「嬉しいね、へへへ。久しぶりに取った」と喜んだ。落札価格の9割が竹内さんの取り分になるという。

   初セリの前日4日、毎年「一番マグロ」を出荷している青森・大間の漁港では出荷作業が行われていた。漁協では「何日か漁に出たが、みんなよい結果だった。ここ(大間)で一番になるのだけでハードルは高い」と好調だった漁を振り返る。今年は漁港全体で53本のクロマグロが出荷されたが、これはここ数年で一番の好成績だったという。

  • 「定義」変更も(写真はイメージ)
    「定義」変更も(写真はイメージ)
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羽鳥慎一「重さじゃないんですね」

   去年よりマグロの競りの値段は高い。

   リポートした野上慎平は「実はセリが始まる前に番組が注目していたのは、一番マグロの212キロよりも重い262キロのマグロでした。しかし、たまたまこちらのマグロを獲ったのも竹内さんだったので、ラッキーでした」と打ち明ける。

   これを聞いた「モーニングショー」司会の羽鳥慎一は「(一番マグロの条件は)重さじゃないんですね」と驚く。

   野上は「竹内さんは、今年13本のマグロを出荷、5年ぶりに一番マグロに選ばれました」と伝えた。

   社会活動家の石山アンジュは「すごい。プロ中のプロですね」と驚く。

   野上は、一番マグロを獲った竹内さんは45歳の時に工務店経営からマグロ漁師に転身したと伝えたうえで、「これまでは大間沖で漁獲されるマグロを『大間マグロ』としていたが、去年の11月から大間の港で水揚げされるものをすべて大間のマグロというように定義を拡大しました。その理由は、これまでも大間沖から離れた漁場で獲れたものも『大間まぐろ』としていたが、これに対して『産地偽造では』という声があったため、定義を拡大することで明確化したということです」と説明した。

   地元の漁協では「大間からマグロが減った。マグロがいる別の場所に行くのは自然であり、ちゃんと手入れをして出荷すれば、定義を拡大しても問題ないと思っている。品質は変わっていない」と話している。下関ふくや焼津のカツオと同様の定義だとしている。

   石山アンジュは「産地だけじゃない基準があってもいいかなと思う。和牛だったら産地以外に『A5ランク』とかがある。マグロにはそれがないので、今後は産地以外の基準があってもいいと思う」と提案した。

   野上は「一番マグロは、今日(5日)13時からやま幸が運営する表参道の回らない回転ずしでいただけるとのことです」と補足した。

(バルバス)

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