<2022ワイドショー回顧> ウクライナ侵攻や安倍元首相銃撃事件... その衝撃度を振り返る

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   衝撃的な出来事が相次いだ2022年でした。年が明けてすぐの2月、ロシアがウクライナに侵攻しました。独裁的な破壊と殺戮を目の前にして、世界はなすすべはないのか、今でも問いかけられています。

   この時、ワイドショーはかなりな時間を割き、生々しい映像と情報を伝えました。(J-CAST)ワイドショー通信簿の「『番組全体を使って』ウクライナ侵攻伝える 谷原章介が冒頭で宣言」(2月25日、フジテレビ系「めざまし8」)は、時間すべてでウクライナ情勢を伝えたとあり、「それぐらいの事態が起き、世界は大揺れだ」とあります。

  • ワイドショーが伝えたこと(写真はイメージ)
    ワイドショーが伝えたこと(写真はイメージ)
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W杯日本サポーターにも注目集まる

   戦争は長期化し、国連の無力さ、核戦争の脅威など、世界秩序の変わりようと脆弱さも、ワイドショーの大きなテーマとなっていきました。

   日本では、猛暑となった7月、安倍晋三元首相が凶弾に倒れました。衝撃の大きさは計り知れず、その後、焦点は容疑者の動機の背景にある旧統一教会問題に移っていきます。「加藤浩次『信仰2世』問題で『駆け込める場所がある、と伝えたい』」(7月14日、日テレ系「スッキリ」)は、貧しい生活を強いられている信者の子どもたち(信仰2世)の証言を詳しく取り上げ、波紋が広がりました。

   さらに、集票マシンとして教団との関係を深めてきた政権与党の節操のなさも浮き彫りに。自民党は9月、国会議員379人を対象にした調査で、教団側と接点があったのが約半数にのぼる179人だったと公表、数の多さが問題の根深さを語っていました。なかでも山際大志郎・経済再生担当相(当時)は、教団トップの韓鶴子氏との写真が出てくるなど関係が深く、10月に辞任に追い込まれました。

   紆余曲折を経て12月11日、「被害者救済新法」が成立しました。しかし、「旧統一教会の被害者救済法案が衆院通過(略)『もう一歩いかないとダメ』」(12月9日、日テレ系「スッキリ」)は、法案には、自由意思を抑圧した状態で生活維持を困難にさせることに「十分に配慮する義務」を定めていますが、罰則はなく、マインドコントロールの禁止も直接的な表現で盛り込まれなかったなど、課題を取り上げています。

   銃撃事件から5カ月。揺れ続けた政権が早期収束を図った感は否めませんが、一歩進んだことも確かです。ただ、被害者家族が救われるには、なお時間がかかりそうです。

   最後にホッコリする話題を。W杯で敗れたものの、日本人サポーターの観客席のゴミ拾いに世界から称賛の声があがりました。「日本サポーターはベスト8以上!? FIFAも称賛」(12月7日、フジテレビ系「めざまし8」)は、FIFA公式ツイッターがゴミ拾いの映像をアップ、「ワールドカップで一番のサポーターは日本のサポーターだった」と紹介したとあります。褒められ、心温めて、新しい年を迎えたいと思います。

(コムギ)

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