また閣僚交代、年末の今はチャンス? (モーニングショー)

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   27日(2022年12月)の「モーニングショー」がトップで取り上げたのは、閣僚辞任が相次ぐ岸田内閣について。司会の羽鳥慎一が「政治とカネをめぐる疑惑で追及された秋葉(賢也)復興大臣ですが、岸田総理がきょうの午後に交代させる考えです。事実上の更迭と見られています。さらに、過去に差別的な発言を繰り返した杉田(水脈)総務政務官も交代させる考えです」と伝えた。

   野党側からは「あまりにも遅すぎる。一体何をやってきたのか」(共産党・小池書記局長)などと批判の声が上がっているが、岸田総理が年末のこのタイミングで交代させる理由とは?

  • 岸田首相の思惑は?
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成田悠輔「政治不信で怒るというタイミングでもないと...」

   政治ジャーナリストの田﨑史郎氏は「アウトだと分かってはいたが、国会日程の都合上、辞めさせることができなかった。年明けに持ち越さないで年内にけりをつけた形」だと説明する。しかし、総理周辺では「このタイミングで大臣交代をするのであればリスクを覚悟しなければならない。新しい人にスキャンダルが出たら、結局同じことの繰り返しになる」という声が上がっているという。

   杉田政務官について、菊間千乃(弁護士)は「任命される前から、政治家としてなんでこんなに人権感覚がズレているんだろうと思わざるを得ない発言が非常に多かった人。言葉を、あえて人を傷つけるように使っているようにすら感じるところがあったので、8月に任命されたときにはむしろ驚いた。そういう人を任命する岸田さんってどうなんだろうと思った」とコメント。羽鳥も「不用意発言ではないですもんね。確信的」とうなずいた。

   成田悠輔(経済学者、実業家)は別の視点で岸田総理の動きを見ているようだ。

「もともと岸田総理と系統や派閥が違う人たちに色々と埃が出て来たところで、1度リセットして作り直すためのチャンスと見ることもできなくはない。今、ちょうど年末で、みんな政治不信で怒るというタイミングでもないと思うので、このタイミングで問題をできるだけ切り落としてしまって、新しい年にゼロからスタートという感じなのかな」

   羽鳥「見方を変えると、今まで作り直せなかったものを作り直せるっていう?」

   成田「そうですね。これだけ不祥事が出てきたので、派閥の力関係だけに寄らずに1番良さそうな人を任命し直すという形で、これを逆に利用していただきたいなと思います」

(ピノコ)

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