東国原氏、宮崎知事選で惜敗 橋下徹が言及した地域の「2大政党制」(めざまし8)

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   きのう25日(2022年12月)に投開票が行われた宮崎県知事選は、25万8646票を得た現職の河野俊嗣氏(58)が23万5602票の東国原英夫氏(65)を破り4選を果たした。26日の「めざまし8」が取り上げた。

  • 東国原英夫氏(2016年撮影)
    東国原英夫氏(2016年撮影)
  • 東国原英夫氏(2016年撮影)

「たかが組織・団体、されど組織・団体。壁は厚かった」

   東国原氏は「宮崎を活性化する。宮崎をフロリダのようにしたい。ディズニーランドは難しいかもしれないがたけし城は呼べます」と宮崎のリゾート化を訴え立候補。選挙戦では政策担当秘書である自身の息子に加えて妻もサポート。さらに最終日には元妻で女優のかとうかず子さんも姿を見せた。事前に聞かされていなかったという東国原氏は「今の妻と元の妻がいるんです。やりづらくてやりづらくて」とスピーチし、会場の笑いを誘うなどしたが及ばなかった。

   東国原氏は「どげんかせんといかん」と2007年に宮崎県知事選に立候補し当選したが一期のみで退任。すぐさま都知事選に出馬したことなど県民からは「県知事を投げ出したのでは」と批判も起きていた。そして、その後を継いだのが当時東国原氏の下で副知事を務めていた現職の河野俊嗣氏だった。

   今回、東国原氏はメディアでの仕事をすべて投げ打って宮崎県に戻ってきたが、県民からは「前回とは違いますから」「誰かが広告塔にならなくても(宮崎県の)知名度は上がっている」などの声も出ていた。

   選挙後、落胆の色を隠せないまま「完全に私の力不足です。自分の資質と素養が足りなかった。声援が僕の財産になったのかなと思います」と感謝の言葉を述べた東国原氏。「4ヶ月間県内を回っていて分厚い壁は感じていました。たかが組織・団体、されど組織・団体。壁は厚かったかな、高かったかな、強かったかな」とも。今後の政治活動は白紙だという。

   MCの谷原章介「残念ながら落選となりました」

   橋下徹(弁護士)「前回の宮崎県知事選の投票率が33.9%。今回が56.69%に跳ね上がる。これは尋常なことではないです。これはある意味東国原さんがうねりを起こしたことになる。今国政を見ると与党が強すぎて野党が弱い。僕は与野党が切磋琢磨する政治になってほしいという願望がある。宮崎県の得票を見るとある意味2大政党制にちかい。今後は白紙ということだが、ぜひ宮崎県の中で2大政党制の形を作っていただきたい。大阪は自民党と維新が切磋琢磨しています。明石市は退任される泉市長が地域政党を作って今度の統一地方選で切磋琢磨する。地域で風を起こせば、自民党に拮抗するような勢力ができるわけですから、こういう形で2大政党制をつくっていただきたい」

   古市憲寿(社会学者・作家)「東国原さん、ある種移り気な人じゃないですか。そういう中で23万人の県民が託した。宮崎にとどまってもっと宮崎を盛り上げてもいいのかなと思いました」

   谷原章介「大事なのはこれからの宮崎ですよね」

(みっちゃん)

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