「箱を開けたらボロボロ」デザインケーキで配送トラブル続出 羽鳥慎一「返金だけでは済まない」

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   司会の羽鳥慎一が「明後日12月25日はクリスマスですが、クリスマスといえばケーキです」と今日23日(2022年12月)の「モーニングショー」で切り出した。オシャレなクリスマスケーキの写真を示して「このような自分でデザインしてケーキにするデザインケーキが非常に人気だそうです。こうした中、通販でデザインケーキを頼んだらボロボロの状態で届いたという人が相次いでいます」と伝えた。

  • 自分でデザインするケーキが人だと言うが(写真はイメージです)
    自分でデザインするケーキが人だと言うが(写真はイメージです)
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「推しのイラストのクッキー、首がへし折れて悲しすぎる」

   色とりどりの花びらで飾られたり、プレゼントの形をしたものまで、特別な日を祝うため世界に1つだけのオーダーメードのケーキを作る"デザイナーケーキ"が人気。しかしトラブルが相次いでいる。

   「見た瞬間、悲しすぎて。泣いていました」「開けたらグッチャグチャでクッキーも割れていた」......通販で購入したデザインケーキをめぐり、そんなトラブルが続出しているという。

   大好きな俳優、いわゆる"推し"をイメージして注文されたケーキを推しの誕生日に届けてもらおうと、1万2000円のケーキを注文した女性は、「ケーキの到着予定日になっても届かなくて、連絡したらオーダーの日にちを間違えていたと返信が返ってきた」という。その女性は「夜は自宅では受け取れない」と言っていたにもかかわらず、「こちらの手違いで夜間指定となっていました」と言われ、結局受け取れたのは5日後。開けてみると、ボロボロに崩れたケーキが出てきたという。「推しのイラストのクッキーの首がへし折れて、悲しすぎます。泣いていました」と話した。

   女性は「梱包がお粗末だった。衝撃を吸収する梱包材は必要なはずなのになかった」という。店に「ケーキが崩れていた」と伝えると、店は「配送業者に連絡してください」との答え。返金を求めたが規約を理由に返金しないといわれたという。女性がこの顛末をSNSに投稿して話題になると、店から連絡があり「全額返金する」と言われたという。

   同じケーキ店でデザインケーキを注文した別の女性も「怒りよりもビックリした」と話す。推しの誕生日を祝うためにケーキを発注したが、届いた箱を開けるとケーキはグチャグチャ。「好きな人の誕生日だからお祝いのケーキを頼んだのに、お祝いを何だと思っているんだろうと思いました」という。

   このケーキ店にはほかにも複数の被害者がいることがわかり、入手した伝票に書かれた住所に行ってみると、都内のビルの1階。人の出入りはあったが、呼び鈴を押しても応答なし。電話を掛けても返事はもらえなかった。伝票はヤマト運輸のものだったが、ヤマト運輸では「デコレーションケーキの配達はお断りしています」とのこと。

   ほかにデザインケーキを販売している店では「崩れずに配達するのが難しいので、当店では店に撮りに来てもらえる方だけを受け付けさせていただいてます」。別の店も「出来上がったケーキを瞬間冷凍して梱包。フィルムをまいて段ボールに固定し配送することで、タラブルを減らしている」という。

   崩れたケーキを販売していた店は12月5日にSNSで謝罪し、発送方法や管理体制を見直すという。

   羽鳥は「このケーキ店の方は直接の取材には応じていただけませんでした。お祝いに関するものですので、返金をすれば済むということではないなと思います」とコメントした。

(バルバス)

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