オードリー若林「20代ディレクターが春日にタメ口」 「それはテレビ局で教育してくれよ!」

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   オードリーの2人がMCを務め、今注目の有名人と「打ち合わせナシのフリートーク」を繰り広げる「あちこちオードリー」(テレビ東京系)。12月21日(2022年)放送は新企画「これなんで分かったの?自作自演占い」でした。事前に本人が自己申告した内容を占い師が読み上げる、というこれまでにない斬新な企画でしたが、ふだんはあまり聞けない芸人さんの本音が聞ける、貴重な機会となりました。

   ゲストは平成ノブシコブシ・徳井健太さん、ハマカーン・神田伸一郎さん、宮下草薙・草薙航基さんと宮下兼史鷹さん。徳井さんの「(自分のMCの腕を)誰も褒めてくれないけど、本当はもっと褒められたい」、神田さんの「コンビよりピンの仕事が楽しい」、宮下草薙・草薙さんの「結婚した相方のプライベートをどこまで話していいか分からない」、宮下草薙・宮下さんの「これまで営業の仕事をしないスタンスでやってきたけど、子供のために営業の仕事をしたい」といった本音が次々と明かされましたが、なかでも盛り上がったのはオードリー・若林正恭さんの本音です。

  • 若林正恭さん
    若林正恭さん
  • 若林正恭さん

「年上の人が年下の人を怒りにくい時代だと思うのよ」

   占い師が読み上げたのは「それはテレビ局で教育してくれよ、と思うことが多い」という若林さんの本音。「毎日、こればっかり思ってる」と切り出した若林さんは、自身がMCを務めている番組で起こったいくつかの出来事を話します。

「多分、年上の人が年下の人を怒りにくい時代だと思うのよ。とくにテレビ局はそれが徹底されていると思う。だからか知らないけど、20代のフロアディレクターが、春日にタメ口使ってんのよね。でも俺はね、それを『新時代』で済ませていいのか?と思うハザマの世代なのよ。春日はそんなの気にしてないと思うけど、でも帰りにそのフロアの子に『君って帰国子女?』って聞いたの。『違いますよ。なんでですか?』『あーそうなんだ、春日にタメ口きいてたから。帰国子女なのかなって』『あ、すみません』って。いやそれは、テレビ局で教育してくれよ!」

若林さんのこの発言に、スタジオはもちろんネットも反応。ツイッターでは、「テレビ局で教育してくれ、はよく分かる。外部の人間に言われるなんて恥ずかしいことよね。それに今まで誰にも言ってもらえなかったことも」「年上かつ重要な演者に平気でタメ口使う若者スタッフへの注意が開口一番『君って帰国子女?』なの、マジで若林正恭という人の好きな所全部詰まってるわ」といったコメントで盛り上がっていました。

   続けて、「テレビ局のいろんなところで暴れるみたいな企画があったんですよ。その時に、カンペで『ここは許可が取れてますんで』って出たら進行役のアナウンサーが(カンペを読んで)『ここは許可取れてますんで』って言ったんですよ。でも、許可取れてる所で暴れちゃ面白くないわけよ。許可取れてない所で暴れるから面白いってことは、テレビ局で教育してくれよって」というエピソードも披露した若林さん。

   こうした若林さんが抱える不満について理解を示したのは、徳井さんでした。「これがMCってことなのよ。MCじゃない人って、スタッフさんがちゃんと動いてなくても正直知ったこっちゃない。でもMCとなると、そのひとつの乱れが自分の番組に響いてくるから、言わなきゃいけない。若林くんも言いたくないだろうし、昔は言わなかった。そういう仕事もMCってやっていかなきゃいけないのよ」と語ると、「その辺にしてもらっていいですか」と苦笑いする若林さん。今や多くの番組でMCを務める若林さんですが、その苦労と気遣いが垣間見えたエピソードでした。

(Hibunny)

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