精神科病院で看護師が患者に暴行 院長謝罪も谷原章介「病院としての姿勢」に疑問

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   静岡県沼津市の精神科病院「ふれあい沼津ホスピタル」で、50代の男性看護師が患者に暴行を加えた瞬間をとらえた映像をFNNが一昨日20日(2022年12月)に放送したところ、病院側が事実を認め、21日に加藤政利院長が「大変申し訳ありませんでした」と謝罪した。

   22日の「めざまし8」は、暴行を加えた看護師(現在は退職)を直撃取材し、暴行の理由などについて本人に迫った。

  • フジテレビサイトの「めざまし8」番組ページより
    フジテレビサイトの「めざまし8」番組ページより
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元看護師を路上で直撃取材

   9月15日に撮影された映像には、この看護師が、患者の顔を殴るなど、繰り返し暴行を加えた瞬間が映っていた。さらにその2週間後、同じ患者に対し、座っているところに腹や頭に蹴りを入れ、さらに患者の足を踏みつけるなど繰り返し暴行を加える映像もあった。

   FNNがこの元看護師を路上で直撃取材。スマホでこの映像を見せると、最初は「あまり見たくないですけど」と渋りながらも、記者が「動画に映っているのはご本人ですか」と聞くと、「はい」と認めた。

   なぜ暴行をしたのか尋ねると、「患者さんが床に食べ物を置いてしまうんですよ。不潔行為を防ぐためにやってしまったというか...」

   さらに「何回ぐらい暴力行為を働いたのですか」と聞くと、元看護士は「まぁ、10回ぐらいかなという感覚がありますね」。続けて「指導が行き過ぎたかなって感じはありました。申し訳ないと。今までしてきたことに関しては許していただきたいと思っています」などと話していた。

   病院側には、すでに関係者から暴行を告発し調査を求める文書が届いていたという。病院は暴行について行政に報告しておらず、病院側は記者会見で「届け出の義務がなかったこともあり、速やかに関係機関への届け出をする意識に欠けていた。認識が甘かったと反省しております」といい、「隠す意図はございませんでした」とも語っていた。

   暴行は複数の職員により長期にわたって行われていたとの関係者の証言もあるという。

   司会の谷原章介「残念なのは、病院の中で明らかになっていて、関係機関への届け出も行っていなかった。すでに暴行を行った人は退職している。どこか、内々で隠そうとする体質があるのかも知れません。自浄作用が大事だと思うので、組織がどの程度認識し、どういった対策をしようとしたのか、病院としての姿勢(が問われる)じゃないですかね」

(コムギ)

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