「女子高生が考えた、たばこのポイ捨てに関するアイデア。これが市役所を動かしました」とけさ21日(2022年12月)の「めざまし8」で、司会の谷原章介が独自取材ネタとして取り上げた。
投票式灰皿
長野・松本市の高校2年生・川口陽葵さんは以前からたばこのポイ捨てを問題視していて、「市の職員の方々にいろいろ相談」していた。その時に出たアイデアが「投票式灰皿」だった。箱形の屋外灰皿に「あなたが手に入れたいのはどっちですか」という質問があって、「永遠の愛、そして一文無し」ならA、「一攫千金、そして永遠の孤独」ならBの投入口に吸殻を入れるというものだ。松本駅近くに設置してみると、付近にポイ捨てされていた吸い殻が3割も減った。
投票式灰皿は実は渋谷センター街や横浜駅にも、「ポイ捨て図鑑プロジェクト」として設置されていた。「もしお金がもらえるなら、どっちがいいですか」という設問に「10年後に10億円」「1か月後に1億円」、「外出するなら、どっちの服がいいですか」に「ダメージ過ぎるジーンズ」「短すぎるポロシャツ」の2択で選ぶというもの。これでポイ捨てが8割も減ったという。
それを知った川口さんがプロジェクトを運営する会社に連絡して、松本版を考えたのだ。川口さんは「高校生がこういうことやっているということを、一人でも多くの人に知っていただいて、そういうところに目を向けてくれる大人の人とか、同じ世代の人が少しでも増えたらいいなあと思いました」と話している。
谷原「素晴らしいアイデア。行動に移して、市役所に行き、なおかつ企業にまで働きかけに、この女子高生の行動力。それに感動しますね」
ただ、番組では「高校生が」「未成年が」と強調していたが、川口さんは現在17歳で来年は選挙権を持つれっきとした成年だ。高校生=子どもというイメージはそろそろ変えたほうがいいんじゃないかな。
(カズキ)