小学校の空き教室に誰が置いた? 謎の市議称賛パネルに谷原章介「何らかの意図」

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   山口県周南市の小学校。その一室に置かれていたパネルが物議をかもしている。そこには「町づくりのリーダー」「やさしいリーダー」「がんばっている人」など、市議会議員の田村勇一氏(81)を名指しで称賛する言葉が並ぶ。さらに田村氏の写真には「スーパーヒーロー」という文字も見える。

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名指しの市議「知らない」、校長「全く知りません」

   特定の議員をたたえるパネルだが、いったい誰が何のために小学校に置いたのか。今日20日(2022年12月)の「めざまし8」は市議本人へ直撃取材するなどパネルの謎に迫った。

   パネルの存在が公になったのは、先週金曜日(12月16日)に行われた周南市議会。

「なんて書いてありますか。これ下に『スーパーヒーロー』。こういったことを容易に許すような指定管理者。問題ないんでしょうか。政治活動用ポスターが公共施設に掲示されること。これはダメですよ副市長」(島津幸男市議)

   パネルには小学生が書いたとみられる作文も貼り付けられているが、そこには「この前はいろいろなことを教えてくださりありがとうございました」「24時間仕事をしていてとてもすごいと思いました」などの手書きの文章が。

   校長に話を聞くと「全く知りません。本当に知りません。私が来てから少なくとも2年間はここを授業で使ったということはございません」と語る。パネルが置かれていた教室は数年前から空き教室で、数年前から地域住民らのコミュニティースクールの活動場所として使われていたという。

   市議会で問題提起をした島津市議は「町の人からの話。1、2週間前まではあった。少なくとも2年前から今月初めまで教室に飾られていた。びっくりしたよね『スーパーヒーロー』なんて書いてあって。学校のなかで絶対ダメですよね」と語る。

   一方、名指しで称賛された田村市議本人は取材に対し「(存在自体も)知らないし、私は一切関わっていないからわからない。答えようがない。すいません」と困惑気味。

   市教育委員会も認識していなかったというこのパネル。現在調査が進められているという。

   MCの谷原章介「学校にあるということは学校の校外学習などでこの市議の方を取材して調べて作ったのか。ただ、子どものメッセージは入っていますが、プリントアウトされた文字をみると明らかに誰かが指示した中に子どもたちの言葉が入っている感じもする。何らかの意図を持った人が作ったことは間違いない」

   サヘル・ローズ(タレント)「どこからどういった経緯で来たのか。(作文には)生徒さんの名前もあるので聞けないのかな。こういうことがないよう注意を払いたいなと思います」

(みっちゃん)

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