「きのう(2022年12月18日)午後、東海道新幹線で架線の異常があり、東京駅と新大阪駅の間で最大でおよそ4時間運転を見合わせました。運転を再開した後もダイヤは大幅に乱れ、東京駅に終電が到着したのは今朝の3時でした」と司会の羽鳥慎一。19日の「モーニングショー」は、18日午後1時ころに起きた停電による新幹線の大混乱について伝えた。
日が変わって午前3時ごろの東京駅には新大阪駅から帰ってきたという男女2人の姿が。前日午後8時の新幹線に乗るため、ダイヤの乱れに備えて午後6時には新大阪駅に着いていたというが、2人が東京駅にたどり着いたのは午前2時50分過ぎ。「(東京まで)9時間。考えたくないです」と男性は苦笑い。「本当はワールドカップを一緒に見る予定だったのですが、新幹線の中で終わっちゃったので、余韻を楽しみたいと思います」と話した。
羽鳥慎一「どうにもならないですよね」
時間をさかのぼり、18日午後8時くらいの品川駅、新幹線の改札付近の映像。動けないほど人が殺到する中、駅員に向かって「お前らしっかりせえ、アホ!」「オイ!死人が出るぞ!」などと怒鳴りつけている人もいた。
別の映像では、「エスカレーター止めてください」「危ない!」と叫ぶ複数の女性の声が。エスカレーター付近に人が殺到し、利用者が危険を感じ、駅員が対応する事態となっていたという。
影響を受けたのはおよそ11万人。JR東海によると、停電は、豊橋駅から名古屋駅の下り線で列車に電力を供給するトロリ線をつりさげるための「吊架線」が切れたことによるもの。なぜ切れたのかについては調査中だという。
石原良純(気象予報士、タレント)「なぜ起こったか分からないっていうのは困りますよね。経年劣化だったらまた同じことがどこかで起こるかも知れないし。でも、駅員さんに怒鳴っていた人いたけど、駅員さんに詰め寄ってもどうにもなんないよね」
羽鳥「どうにもならないですよね。皆さんが大変ですから。自分だけなんとかしたいって思いからエスカレーターのところに行っちゃうっていうことになるのかも知れませんが」
年間「200フライト100新幹線」で行動していた時期があるという石原は「僕の感覚だと1年9カ月に1回こういうことはある。自分の乗る飛行機が飛ばないとか、鉄道が止まるとかね。慣れてないと動揺してしまうけど、駅員さんに詰め寄ってもどうにもなんないってことは思っておくしかないよね」と話した。
(ピノコ)