12月16日(2022年)の「あさイチ」(NHK総合)は、キャスター3人による恒例の朝ドラ受けから始まった。
直前に放送された連続テレビ小説「舞いあがれ!」は、ヒロイン・舞(福原遥)が気持ちを確認し合ったばかりの恋人・柏木(目黒蓮)をさっそく東大阪の実家に連れていくという急展開。幼なじみの貴司(赤楚衛二)に紹介する際には、貴司からおくられた短歌を詠み、柏木の嫉妬心をかき立てるというシーンもあった。
梶裕貴による「海苔」の声
鈴木奈穂子アナが「舞ちゃんは天然なんですかね?」と疑問を口にすると、博多華丸キャスターは「そううであってほしい。計算だったら怖いですよ。柏木くんの部屋で色々教えてもらって...とか、とんでもないことですよ、計算ならばね?」。博多大吉キャスターは「あの短歌を詠み始めたりね。もうちょっと気づいてほしいなぁー」とコメントした。
華丸キャスターはさらに、「あれ、就職先でももう1人ぐらい出会いますよね」と頭を抱え、舞の「小悪魔ぶり」を心配していた。
そんな3人の会話を横で聞いていたらしいこの日のゲスト、声優の梶裕貴さんは「生朝ドラ受け、感動しました」と笑いながら画面に登場した。
さて、梶さんといえばアニメ『進撃の巨人』のエレン・イェーガー。ほかにも数多くのアニメキャラの声を担当し俳優としても活躍しているが、なんと、空気清浄機の音声ガイドにも採用されているそう。
鈴木アナが「そしてほかにもこんな意外なものの声も!」と紹介したのは、明太子のせご飯の横に添えられた「海苔」の絵。漫画調で進むこのアニメの内容はこうだ。
学生服を着た海苔が「おーい、明太子~」と言いながら教室に入ると、机でうたたねをする女子・明太子の姿が。海苔はそっと近寄ると、すやすやと眠る明太子のほっぺにチュー。みるみる真っ赤になった明太子が「...てか佐賀海苔...なんでキスなんか」と聞くと、海苔は「別に?好きだからじゃねーの!」とぷいっとそっぽを向く。そしてラスト、海苔が「お前だけは離さない」というキザなセリフを決める――。
華丸キャスターは終始「?」顔でアニメに見入っていたが、この展開に「なにこれ?」とポカン。画面に「佐賀県」と表示が出て、佐賀海苔PRのために作られたものだと知ると「行政...?」と目を丸くした。
梶さん「まさか海苔の声をやる日が来るとは。幅広がってますね(笑)」
この後、声優としての心構えや工夫を語っていた梶さんに、華丸キャスターが一言。
「海苔もね、なんとなくパリッとしていたと思いますよ」
(ピノコ)